阿部首相がプーチン大統領と会談し「北方四島返還問題に解決の糸口を見つけた」と云う報道に接し首相の外交手腕に敬服、支持したい気持ちになった。
我が国の戦後外交の金星と云えると思う。
サンフラン条約で戦後処理の問題を片付け独立したことになっている我が国であるが、
国内は全面講和か単独講和かで国論を二分する世論が渦巻いていたなか
アメリカの主導で単独講和に突き進み北方四島問題から尖閣列島の問題も残したまま我が国の外交は始まった。
勿論背後にアメリカが居て、日本を西側に繋ぎ止めておく手段として北方四島は使われ、
そのアメリカがトランプ氏を大統領候補に選ぶまでに変わった。
日本は真に自主外交で最初にソ連と友好関係を保つことは北東アジアにおける我が国の安定にどれほど寄与することだろう。
阿部さんの選択に熱烈な支持を表明したいと思います。反論がありましたら、コメントへお書き下さい。
至らぬ点がありましたら、すぐに勉強不足をお詫びするつもりです。
(蛇足)単独講和を勧めた政権は吉田茂氏。全面講和を主張しておられた知識人の代表が南原東大総長で吉田総理が総長を「曲学阿世」(きょくがく、あせい=学問的道理を曲げて、世論におもねる。)と呼んで物議を醸しました。まるで、昨日のことのように良く覚えています。(T)
←花を咲かせた「こうぼね」蓮池にて。