今日は日曜日、お風呂もリハビリもなし。24時間自由ということで、張り切って夜も始めていた「相対性理論を楽しむ本《PHP文庫。佐藤勝彦監修》を読み終えました。
相対性理論に関しては、ロケットに載って宇宙旅行をして地球に戻ると地球では2~200年過ぎていて浦島太郎のように子どもたちも友人も全部死んでいて淋しい思いをするとか、
見るもの聴くものが全部変わっていて全く知らない世界に迷い込んだようで孤独に悩マされるとか、いろいろ訊いたが、
どうしてだか分からいままだった。それがどうやら理由も含めてそうか!と思えるまでにはなった。
先ず本の見出しに従ってアインシュタインワールドの不思議をみてみます。
①時間とは何か、絶対的な時間と云うものはなく、時間はどうしても相対的にならざるを得ない。②空間に歪みが生ずるとはどういうことか。重力が空間を歪めるとはどういうことか。乱暴にまとめると、時間も空間も相対的なもので絶対的でない。
こういう結論を導くのは光の速度が我々が地球上で体感している物と違って光の速さは足し算も引き算もできない、不思議な性質を持っているからで、光の存在を認めるなら時間も空間も《時空》証明された通りに認めざるを得ない。
ここでオソマツ君流に飛躍をすると、これはあたかも仏教の経典「般若心経でいう「色即是空 空即是色」の世界と共通するところがあります。
我々はこれを素直に受け入れるしかない。
アインシュタインの偉いところは、実験で得られた結論を素直に受け入れ、我々が人生経験で体得した時間や空間概念をあっさり捨てた点だと思います。
この点は若干釈迦と似ています。時間も空間も相対的な存在、つまり、観察者の状態によって変化するものだという自然観がアインシュタインワールドということになります。(T)
前庭のバラ