今朝のNHKテレビでオバマさんの広島スピーチのことばかりやっていたので、
オソマツ君はつい、「今日は名古屋で拡大会議で呼ばれたアジア諸国の代表と阿部さんが合うはず、
誰がどのホテルへ泊まったのだろうと興味深々だったが、ついにそのことに触れずにニュースが終わってしまった。
そこでオソマツ君「オバマさんばかりヨイショしてアジアの国々に冷たいNHKめ!と怒り出した。
名古屋のホテルのラウンジは知っているところが多いのでどの国が何処のホテルに宿泊したか興味もあったからだ。
新聞なら何か書いているだろうと、朝食を済ませると新聞コーナーへ。中日、朝日、毎日他の新聞が書いていた。どうやら、キャンセルが相次いだようだ。先ずアジア諸国の国名をあげてみよう。
①パプアニューギニア、②インドネシア③ベトナム④バングラディシュ⑤ラオス⑦スリランカ⑧チャド(順不同)キャンセルの理由もまちまちのようで、
A,日程の都合がつかないB,夫人の都合が悪い、C,数時間遅れる、などであったようだ。
各紙を読んでいて、微笑ましく思えた。
夫人同伴と云うのも完全にヨーロッパの習慣でアジアにはそんな習慣は無いように思える。僕が奥様だったら「私イヤ、貴方だけ行ってきて」と云うに違いない。
第一オバマさんが同伴でない。料理も美味しいかどうか食べたことが無いので心配だし、わけのわからないマナーがいろいろあって、ちょっとしたミスをテレビで撮影されて笑いものにされる可能性さえある。
そういえば明治時代、日本の偉いお方が、フィンガーボールのお水を全部飲んでしまわれて、大恥をかかれたという噂をきいたことがある。フインガ—ボールというのは、昔のフランス料理に付いてきたお水の入ったアルマイトのお椀で、このお水で指先を洗いながら出された料理をゆびでつまんで食べるというものであった。ナイフやフオークが発達する前後のテーブルマナーでよく出されていた。ご飯をフォークの背中に載せて食べるというのも奇妙なマナーである。フランス料理のマナーが高級だという人がいるが、決してそうではない、洗練された高級なお料理は食事の小道具も含めて使いやすくおいしいものである。いや、その前に女性だから何を着ていくかに困るだろう。
サミットも見方を変えれば米英独仏がおぜん立てした舞台に無理やり上げられて、踊りを踊らされるようなものと云えなくもない。だから、日本が二つの文化圏の仲立ちをする必要がある。
日本の外務省にその気概があったかどうか、イギリスの方が上手いかもしれない。何しろアジアを全部植民地にしていた国である。
かくしてNHKに対するオソマツな義憤は露と消え、何時の日か、日本にアジアの首脳が集まり、箸を使わず手で取って食べて頂く料理を用意したアジア会議が開かれることを祈りつつこのブログをとじることにします。(T)
ドクダミ 蓮池にて。