かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

散々だった皮膚科受診。

2016-05-18 | 気ままなる日々の記録

   昨日お風呂で左足の親指爪付近から出血しているということで看護師さんに診察及び消毒をして頂いた。

 看護士さんの診断は原因は「巻爪」だから皮膚科を受診、巻爪の治療を受けないと治らないとのこと。

  そこで急遽同系列の総合病院の皮膚科を受診することになった。9;30AMに車いすのまま載せて頂けるマイクロバスで総合病院へ。ケアーさんが受け付けを済ませて呉れて僕はひたすら待つ。10年ほど前「3時間待って3分診てもらう」と云うことで日本の医療の貧しさが話題になっていた時代があったが、それがまだ続いていた。兎に角待合室は患者で溢れている。やはり老人が主流だが主婦も会社員風の中年男性も大勢待っていた。外科・皮膚科共通の待合室らしかった。

 外は真夏日とかで日差しは強かった。したがって、大型エアコンがフル運転で僕には寒い。震えながら延々と待たされた。車いす患者は自分で歩けない、ということは、筋肉を使わないということで、おおむね寒がりになる。

 左足の親指が巻爪になるということはこの指に体重を掛けていないということで、形状記憶合金を爪に通して巻爪を直すという治療法を何処かで読んだことがある。それをやられるのだろうかと思っただけで気分が沈みだんだん情けなくなる。

 厚生労働省はこの10年間何をしていたのだろうか、最近新聞でも雑誌でも我が国の医療の貧困は話題になっていない。政治家は何をしているのだろう。厚生労働省は日本医師会の下請け機関になっているのは間違いない。きっと偉い人たちは待たずに診てもらえる医療機関を持っておられて病人の患者が不衛生な待合室に押し込められて長時間待たされていることをご存じないのだろう。

  江戸時代の「赤ひげ先生」の時代から進んでいない。いや、治療法は格段の進歩は見られるが、医師不足から、携帯電話やインターネットが発達した時代に患者を部屋に押し込めて待たせるというシステムは江戸時代と同じだ。

 アメリカでは友人が持病の痔が痛くなったとかで病院へ行ったが、旅行業者が加盟していた医療保険がハイランクの保険だったとかで、予約時間に診察室へドクターに招き入れられ「ハウ、ドウユー、ドウ」から始まって「旅行は快適か。困っていることはないか、食事はうまいか?」という雑談から診察がはじまったという。勿論雑談を通して医師はすでにいろいろ診察している訳だ。

 そのことを思い出すと我が国の医療の貧困は正に江戸時代だ。野党もマスコミも国民の置かれた実態を知らなすぎる。部屋へ帰ったのが13時、今日は、正に散々な日であった。(T)

 中庭の紫陽花