今 日は日曜日、嫌なリハビリも好きなお風呂も、何もない。何もないと矢張りうれしい。朝食を済ませていそいそと新聞コーナーへ行って読売、毎日、朝日、日経、中日と読み始めた。
チョット気になった記事が見出しの用語とその解説だった。「ヘリコブター・マネー」とは、財政支出の財源を中央銀行が直接まかない空からお金をばら撒くように国民にお金を届けること具体的には赤字国債を中央銀行に引き受けさせ、減税や諸手当を拡充する政策のことのようである。
最近こうした政策の是非が世界的に話題になっているとのこと。先の伊勢志摩さみっとでも、こうした政策の共同歩調と云いうか協調介入の必要性が確認されたとのこと。此処が、自由主義経済の泣き所で、膨大な統計を駆使しても効果的な経済刺激は至難の業で、各国とも経済動向と云う暴れ龍に翻弄されている。ヘリコブターマネーを増やせばハイパーインフレが起こり大量の餓死者が出ることは必定だ。正しい経済成長は、科学技術の発展と二人三脚で国民の皆が欲しがっている物を安価に供給できる技術を伴って生産が増加し販売も順調で、各界で働く労働者の収入も増加する状態である。この好循環は輸出や輸入も増加させるので国際規模で計算されなければならない。
この全体像は「自由主義経済の計画化とでもいうべき論理矛盾が内抱されている。近代経済学を支える数学の発展が待たれる。だから、得体の知れない政治家がヘリコブター・マネーに手を出すことは麻薬に手を出すような危険性があると思われる。経済界の人たちの率直な声が待たれる。(T)
中庭の紫陽花