鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5回】 小手先の手法に頼る怖さ

2011年01月05日 | 住宅コンサルタントとして
最近、とても勢いがあるのが、ネットでクーポン券を購入すると大幅な割引をしてもらって
商品を購入したり、サービスを受けたり出来る、というクーポンサイトです。

TVCMもすごいですし、聞いたところによると、そのサイトを運営している会社は
大量にスタッフを採用しているとのこと。

しかしながら、このサイト運営会社も長くは続かないのではないか、と思っています。
(←あくまで個人的見解です)

なぜなら、このサイト運営会社も、それからそのサイトに依頼する企業やお店も
商売の王道から大きく外れている、と思うからです。

年末に、とあるクライアントの№2の方とお話ししていたのですが、
これはそもそもこのサイトを運営している会社だけが儲かるシステムだと思っています。

「50%オフ」が当たり前で、さらにインパクトを出そうと「78%オフ」とか「90%オフ」とか、
何だかバナナの叩き売りのごとく、価格をどれだけ下げているか、ということにだけ
お客様が注目するようになると思うのです。

このサイト運営会社は、さまざまなお店を回って、

「当社のサイトにクーポンを掲載してみませんか?」

というオファーを出すところから始まって、

「それだと他のお店と比較してインパクトが弱いですから、
もう一踏ん張り出来ないですかね?」

などと、お店に対し交渉し、お客様にとって有利な商品やサービスを提供しようと
お店側を煽ってしまうことになると思います。

お店としては、一時的にお客様は集まるのかもしれませんが、
お客様の数の割に利益が出ない構造になるでしょう。

そうすると、その割引率を継続しながら、利益率を高めるために、
量を減らしたり、質を下げたりするしかなくなってしまうと思います。

そんなスパイラルに入ってしまえば、最終的に商売で最も大切なことが出来なくなってしまうのです。

そして現にお正月のおせち料理で、こうした事態が起こってしまいました。

通常2万円するおせち料理を1万円で格安販売、ということで多数の注文が入ったようですが、
届いてビックリ!

中身はカスカスで、しかも調理の仕方も当初の告知をは違っていたようです。

ある野菜の皮がむかれていなかったり、
炭火焼きとうたっていた料理が単に煮ただけになっていたり・・・。

これは、商品の提供側のモラルの問題もあるとは思いますが、
このサイト運営会社も品質のチェックすらせず、
ひょっとしたら担当者はこのお店を煽ったのかもしれません。

激安セールで安易にお客様に来店していただく。
フラッシュマーケティングの手法を使って、「残りあと○人」とお客様の購入を煽る。

こんな小手先の手法に頼ることは、とても危険なことなのだと個人的に思っています。

クライアントの皆様と一緒に、思いっきり商売の王道を歩んでいきたいと思っております。

商売の王道、皆様は理解出来ていますよね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする