鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第413回】 経営者とは

2012年02月17日 | 住宅コンサルタントとして
経営者と普通のサラリーマンは、同じであっては絶対にいけません。

経営者が経営に従事しなければ、会社は絶対に時代の流れと共に衰退し、
最終的に存続することは出来なくなるでしょう。

経営者とサラリーマンの違いとは何なのか?

まず1点目は、数字に対する貪欲さ、執着心が違わなくてはなりません。

経営者は会社を潰す訳には絶対にいきません。
だから、会社が潰れることが無いよう、粗利高をいくら稼げているのかということに、
命を賭けなくてはなりません。

サラリーマンの立場で言えば、

「一所懸命頑張ったけど、受注出来ませんでした」

というのはありです。

「ものすごく努力をしたのに、契約を頂けませんでした。
次に頑張ります」

ということでも許されるのです。

しかしながら、経営者の場合、

「一所懸命頑張ったけど、資金の確保が出来ませんでした」

となれば、会社は倒産し、従業員さんは二度と戻ってきてはくれないのです。

資金繰りを途切れさす訳にはいかないのが経営者。
だから、数字に対してメチャクチャ貪欲でなくてはならないのです。

数字に対して全く執着心が無く、自社の売上や利益を訊いても即答できない経営者は、
絶対に変わらなくてはならないと思いますし、そういう悠長なスタンスで経営していること自体、
絶対に良くないことだと思っております。

そして2点目は、会社がどんな姿にならなくてはならないか、そのビジョンを決めることです。
どうなるべきか、そのイメージを明確に持つため、
常に外に出ていろんな情報を収集したり視察したりして、
自社の3年後や10年後のイメージを持つことが、経営者には欠かせません。

これが出来ていない会社は、時流適応が出来ずに、ドンドン衰退していくのです。
そして、こういう発想や決定が出来るのは、中小企業の場合、経営者しかいないのです。

勉強量が足りない経営者。
外にいろんな勉強に行くのだけれど、何のために行くのか?
そして帰ってきた後に、「会社をこうしたいと俺は考える。皆はどう思う?」などと、
視察してきたことをシェアもせず、ただ勉強会やセミナーに参加することが目的になっている経営者。

こういうスタンスだと、会社は絶対に上手く経営出来ないのです。

これ以外にも経営者としてやらなくてはいけないことは多々あります。

このブログを読んで下さっている経営者の皆様。
ちゃんと、経営者としての仕事が出来ていますか?
経営者マインドを持つことが出来ていますか?

経営者とサラリーマンは、絶対に同じ意識であってはならないのです。
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