鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第417回】 自分への投資

2012年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
世界的な和紙デザイナーの堀木エリ子氏をメイン講師として、
4月18日に開催する「超一流の仕事術セミナー」ですが、
お申込み下さっている方々への受講表の発送を今週末よりスタートいたします。

ちょっとお待たせしており、申し訳ありません。

午前中から参加いただく方の昼食会場の段取りや、
移動に関するタイムスケジュールの最終確定をやっておりまして、
それが今週確定します。

ですので、今週末からの発送となることをご了承下さいませ。

さて、このセミナーにはクライアントの皆様や勉強会のメンバーの方から
参加のお申込みを頂戴しております。

また、このブログを読んで下さっている、私が知らない方からも
問い合わせをしばしば頂戴しております。
(ただ、問合せのみで、「その後参加する、しない」のご返事がない方もいて微妙ですが・・・)

そんな中で、個人として参加して下さる方もおられます。

まだお若いですし、もちろんサラリーマンです。
身銭を切っての参加となります。

「それでも参加する」という決意をされたその姿に、
正直とても好感を持ってしまいます。

自分の成長のために、身銭をどれだけ切っているか?
これが後々自分の人生を決定する、非常に大きなポイントとなると思います。

私自身、25歳で覚醒しました。
それまでは、読書すらほとんどせず、自分への投資なんて考えたこともありませんでした。

その頃までに読んだ本というと、横山光輝さんの三国志(←それ、漫画やん!)と、
司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」「燃えよ剣」「峠」「梟の城」などの歴史小説、
更にはコナンドイルさんや江戸川乱歩さんの推理小説と落合信彦さんの本くらいでした。

しかしながら、20代で読んだ中谷彰宏さんの「あなたのお客様になりたい」という本がきっかけで、
猛烈に本を読むようになりました。

なぜ、中谷さんの本にのめり込んだのか?
それは、それまでの私は、自分が楽したり得したりすることしか考えられていなかったのが、
中谷さんの本を読んで、どんなことでも自分の糧になる、ということが理解出来たからです。

25歳の当時に読んだ本の中で、よく覚えている内容があります。

自分が先輩からコピーを頼まれた。
その時、どう思い、どう行動するか、ということについて書かれていました。

当時の私は、まず面倒臭がって、そういうことを頼みそうな上司の近くには寄らないようにしたり、
依頼されても露骨に嫌そうな顔をしていたと思います。

しかし、コピーの取り方も極めれば、皆の役に立つ。
だから、自分なりに工夫して、与えられた仕事を全力でやることが大切だし、
それが全て自分に返ってくるというような内容だったと思います。

どんな仕事にも無駄はない。
そしてどんな仕事も極めることが大切で、極めた技術は自分の財産になる。
そう思った私は、仕事に対するスタンスが180度変わったのです。

以降、週に3~4冊は本を購入し、仕事が終わって家に帰ってから読んだり、
昼休みに車を止めて、食事をした後、本を読んだりしていました。

雑誌などを含め、本代に月2万円は使っていたと思います。

服や時計、更にはお酒などに使うお金は、当時はもったいないと思っていたのですが、
何故か本に万単位のお金を使っても、全然もったいないとは思いませんでした。

毎日、ひたすら本を読み、本で学んだことを実践する。
すると、お客様が明らかにこちらを見る目が変わり、温かい目で見て下さる。
かわいがってくれて、たくさん買ってもらえるようになる。

こうしたことをコツコツと積み重ねてきた結果、今、素敵なクライアントの皆様とご縁を頂戴し、
充実した仕事を日々出来ているのだと思います。

20代の頃、自分に投資をしていなかったら、コンサルタントにはなれていないと思います。
また、営業マンとしても三流で終わったと思います。

変な株や為替、先物などに投資せず、自分に投資した方がリターンはメチャクチャでかいです。

皆さんは、自分自身にどれくらい投資していますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする