鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第411回】 2012年という年

2012年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアで、地元工務店さんに集まっていただいての勉強会をさせていただいておりました。

その中で、2012年、2013年がどういう年になるのか、ということをお伝えさせていただきました。

正直、この2年間、業績が上がらないということは、
自分達の商売のやり方がお客様に支持されていないということだと思っています。

全国的なお客様の動き年明けから本当に良いですし、
2012年、13年は消費税アップ前の駆け込みも見込めますから、
言ってみればフォローの風が吹いているようなものなのです。

その環境の中、業績を高めることはもちろんのこと、
2014年以降の反動についての対策も打っていく必要があるのです。

その対策に関して、どのようなことをやっていくべきなのか、ということについて、
いろいろとお伝えさせていただいておりました。

2012年になって、1ヶ月半ほど経過した訳ですが、
何も考えていない経営者は目先の仕事をどうするかという視点しか持っていません。

少しマシな経営者になると、今年何に取り組んで、どういう結果を出そうかと考えたりしています。

しかしながら、本来は3年先、5年先に市場や自社を取り巻く環境はどうなるのかということを考え、
それに対する備えを今から手を打っていくことが経営者の仕事だと思います。

そんな視点を持てるのは、中小企業の場合、経営者しかいないのです。
スタッフの皆様は、目の前のお客様に対して、一所懸命お役に立つことをするのが仕事。
経営者は、数年後の市場環境を予測し、そうした時代になっても対応できるよう、
今から準備としてやることを決め、それを実行に移すことが仕事。
(もちろん、経営者には他にもいろんな仕事がありますが・・・)

個人的には2014年、15年あたりが本当に厳しい時代になると思っておりますので、
今からその準備をコツコツとやっていくことが大切なのです。

2012年は、しっかりと売上・利益を伸ばし、来るべき時に備えるための1年なのです。

経営者の皆さんは、何年先を見ていますか?
そして今年、何に取り組むことを決めましたか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする