鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第415回】 一次情報の大切さ

2012年02月19日 | 住宅コンサルタントとして
人間、歳を重ねれば重ねるほど、さまざまな経験をします。

そして自らの経験値で、大抵のことを判断しがちになるのが、人間の傲慢さだと思っています。

例えば、住宅業界の中で、他社で業績が伸びている会社があるとします。

まだ業界のことをよく知らなかった時は、

「何でこの厳しい時代に、あの会社は業績が伸びているんだ???」
「どんな部分がお客様に支持されているんだ?知りたい!勉強したい!!」

と思っていた人が、業界のことがよく分かってくると、

「ああ、あれは○○という取組をあの会社がやっているからだよ」
「我が社も○○という取組をやれば、業績は上がるに決まっているさ。
でも今はまだそれをやる状況じゃないからやってないけどね」

などと、過去の経験や知識で判断しがちです。

これは、私自身もそうなので、非常に注意しています。

経験や知識で物事を判断してしまうようになると、
現地に出向いて直接的に、自分の肌感覚で学ぶということが非常に少なくなります。

人から情報だけで聞いたことと、現地で直接学ぶこととの情報量の違いは、全く比較になりません。
それくらい、後々圧倒的な差となってきます。

そんなことを分かっている方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際に人と会い、いろんなことを本人から教えていただくことと
人づてに聞いたことやネットで調べたこととは、全く別次元のものです。

自ら現地に行き、直接感じたり教えていただくことを一次情報といいます。
一次情報取得者から、又聞きした情報は、二次情報といいます。
そして、本やネットで調べた(=誰でも手に入る)情報を三次情報といいます。

三次情報を仕入れるだけで、勉強した気になっている人は、気を付けなければいけません。

一次情報中心でコミュニケーションを取れる人こそが、
話をしていて惹きつけられる人ですし、魅力的な人になるのです。

もちろん、自らの経験や知識だけで判断する人は、完璧頭の凝り固まったオッサンです。
論外です。

自らいろんなところに出向き、謙虚に直接学ぶ。

経験と年齢を重ねてきた人ほど、こうしたスタンスが重要になるのです。

そして、私自身もそうでありたいので、一流の人に直接お会いして、
直接学ぶことを大切にしたいと思っております。

ゆえに4月18日には、生き方やこれまで取り組んでこられたことが素晴らしい、
世界的和紙デザイナーの堀木エリ子氏を講師にお招きしてのセミナーを開催させていただくのです。

謙虚さをお持ちの方。
勉強熱心の方。
是非是非、一緒に直接お会いして、堀木エリ子さんからたくさんのことを学び、
そして今の事業に活かしましょう!

異業種の方からこそ、学ぶことは本当にたくさんあるのです。
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