鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第502回】 自信と謙虚さ

2012年05月16日 | 住宅コンサルタントとして
業績が上がるかどうかは、結局のところ、

・お客様が(潜在的に)求めている商品の情報発信が出来ているか?
・お客様が(潜在的に)不安に思っていること、知りたいことを解決するための企画を立案し、
その情報発信が出来ているか?
・お客様が満足されるレベルの接客が出来ているか?
・結果を出す上で、必要レベルの仕事量が出来ているか?

というようなことが組織として出来ているかどうか、だと思います。
(もちろん、これらを実践していく上で、スタッフの皆様が会社を好き、上司を好き、
お客様を好きになっている、ということが大前提ですが・・・)

お付き合いをさせていただく中で、それ以前に大半のクライアントは住宅事業において
過去、それなりに実績があります。

それまで自社が十分に出来ていなかったマーケティングについては、
コンサルタントの提言を受け入れていただくことはすんなりいくのですが、
商品を開発したり、ブラッシュアップしたりすることに関しては、
受け入れていただけないことが結構あります。

特に自分達の家づくりや設計に関して、プライドがある場合は、
受け入れていただくことは結構難しいです。
(言葉では受け入れていただいていても、心まではそうなっていないケースがあるのです)

しかしながら、素直な会社、謙虚な会社さんの場合、
トップ自ら、この部分を徹底的に改善改良しようとして下さいます。

こういうクライアントは、間違いなく業績が伸びるのです。

業績が伸びる会社の経営者や幹部の方には、相反する2つの考え方があります。

1つは、今までの自分達の仕事や家づくり、やってきたことに対して、絶対的な自信があること。
もう1つは、自分達の家づくりや仕事は、まだまだだという、謙虚な気持ちがあること。

この2つの相反することが、心の中でうまく同居することが出来ている会社は、
本当に業績が伸びますし、いいお付き合いが出来るのです。

自信と謙虚さ。
この2つのバランスが、うまく取れていますか?
コメント
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