鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第509回】 感性&決断が大切

2012年05月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの急成長中の住宅会社でのコンサルティングでした。

5月が決算ですが、決算の見通しとしては本当に素晴らしい結果です。
売上高対比で営業利益率が8%ほどですので、住宅会社さんとしては非常に優秀です。

反響も上昇していますし、注文住宅における一人当たりの受注棟数は驚異的です。

トップの営業マンは何と12カ月で34棟という結果でした。

何だか一人で一般的な営業所の数字を達成しているような感じですね。

それ以外にも20棟以上受注している方が2名いて、3人で70棟以上の契約をされています。
数字に関しては、何も言うことがありません。

このクライアントの素晴らしい点は、経営者である社長の感性です。

受注ベースで年間500棟の規模なのにも関わらず、
社長は見事に今のお客様の嗜好や価値観を分かっていて、
良いと思ったことは、猛烈なスピードで決断し、行動に移されます。

昨日はある営業ツールのクオリティーアップについてご提案させていただいたのですが、
それをやる必要性をお伝えした瞬間、すぐに取り組むことを決断されました。

その実現のためには、コストもかかるのですが、
こうした投資に関して、本当に決断は早いのです。

お金を節約する部分に関しては、徹底して節約する。
必要な部分にはガンガン投資する。

非常にメリハリが効いておられますし、お金の使い方が非常に上手だと感じます。

また、良いことだとは思っても、その実現のための障害要因のことに目が行ってしまい、
出来ない理由ばかり並べる方もいますが、
本当に良いと思ったことはすぐに実践しよう、という思考しかないのです。

良い提案をさせていただいて、その提案を受け入れていただき、
クライアント自身が良い会社に変わっていく姿を拝見出来ることが、この仕事の最大のやりがいです。

これからも、クライアントに受け入れていただけるような、
時流に合った提案をし続けられるよう、自分の感性も磨いていきたいと思っています。
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