鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1636回】 おもてなし好きな体質

2015年06月24日 | 住宅コンサルタントとして
住宅事業は最終的にサービス産業となり、
良い商品を適正価格でお客様に提供していくことでは、あまり差がなくなっていくでしょう。

商品だけではなく、会社やスタッフの印象。
それからおもてなし力で差がついてくるようになるでしょう。

しかしながら、住宅会社の大半が、まだまだ男性発想でオペレーションが回っていて、
お客様に感動していただくというようなところに思考が届いていない会社が多いのです。

顕著な例が、お引き渡しの時。

本来、この世で最も高い商品を購入いただいたお客様に、
こちらが思いを込めてつくらせていただいた家をお引き渡すのです。

このときに、感動がなく、ただ粛々と業務フローに沿ってお引き渡しをし、
更に業者さん説明が延々と続くいたりしてグダグダなお引き渡しであることに
違和感を感じない会社が多いのです。

言ってみれば、おもてなし力が無いのです。

全国、いろんな住宅会社を拝見していて、
このおもてなし力がある会社は、お客様がたくさん来場されたり、紹介が多かったりと
新しいお客様との出会いに困っていない感じがします。

私がもし、住宅会社を経営していたら、
お客様に感動していただいたり、泣いていただけるようなお引き渡しをしようと
いろんなことを企画すると思います。

そして企業がおもてなし好きな体質かどうかは、
実はトップの体質に大きく影響されます。

サービスの大切さを企業トップが分かっている組織はおもてなし好きな体質になりますし、
企業トップがその辺りに価値を感じなかったり鈍感である場合、
その企業がおもてなし好きな体質になることは無いのです。

皆さんの会社はおもてなし好きな体質ですか?
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