鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2298回】 社員さんや業者さんのせいにしていないか?

2017年04月15日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっと気になることがあると、スマホで調べる時代。
そんな中、住宅会社のマーケティングにおいて何が重要かというと、
もうこれは、施工写真になります。

それも、ただの建築写真ではなくて、
この家だとどんな暮らしができるのか、ということが見た瞬間、お客様に伝わるくらい、
写真をつくりこんでおく必要があるのです。

家具、雑貨のディスプレイ。
モデルの配置。
ある一定レベル以上の技術を持ったカメラマンによる撮影。

更には、写真を撮影する前提で、エアコンの位置や照明のセレクトにも気を遣っていないといけません。

そしてこうしたセンスが無い会社の施工写真は、
全く持ってマーケティングに活用できないのです。


集客ができない。
お客様が全然来ない。
こうしたことで悩んでいる住宅会社の大半は、
そもそも施工事例写真がイケてないからなのです。

ではなぜイケてる写真が自社にないのか?

それは、イケてる写真を撮影し、それをストックし続けなくてはならない、
ということを本気で会社が理解できていないからです。

そういう会社は、イケてる写真を撮影できない理由を次々に挙げてきますが、
言い訳をどれだけしようが、素敵な写真を撮影し続けようと取り組まなかったツケが
必ず自分たちに跳ね返ってくるだけです。

だから集客に困っている。

「お客様に引渡す日直前に完工したんです・・・」
「現場監督が工期を守れないんです・・・」
「センスあるディスプレイができる巣スタッフがいないんです・・・」
「家具や小物を貸してくれる業者さんがいないんです・・・」
「予算のあるお客様が我が社に来てくれないので、かっこいい家を建てられないんです・・・」

など、どれだけ言い訳を並べても、何も解決しません。

こういうことを言う経営者に限って、現場のスタッフさんに丸投げしているだけ。

丸投げして物事が解決するのであれば、そもそも経営者は不要ですよね?

そしてイケてる写真があったとしても、それを掲載するウェブデザインや広告のセンスが無ければ、
これまた自社のブランドイメージが上がりません。

センスが無い広告制作会社は多いですし、
デザインの勉強をしていないバイト感覚のデザイナーも数えきれません。

そんな中、センスあるデザイナーを探すのも、最終的に全て経営者の責任なのです。

イケてる写真が無いのも、センスが良くないHPなのも、人のせいにせず、
自分たちが行動を変えることで、全ての問題がクリアしていくのです。

そして、素敵な写真が多々、掲載され、
WEBデザインや広告、パンフのセンスが素晴らしい会社だけが、
お客様の支持を得る時代なのです。

お客様が来場してくれない原因は、全て自分たちにあるのです。
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