鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2303回】 「○○したい」という願望だけではダメ

2017年04月20日 | 住宅コンサルタントとして
「将来、こうなりたい」
「ウチの会社を将来はこうしたい」

など、未来をイメージすることはとても大切です。

少なくとも、イメージできなければ、それは実現しないのです。

しかしながら、イメージはしているものの、
そのイメージを現実のものにするために、因数分解して行動レベルに落とし込まなくては
ただ単に絵に描いた餅でしかないのです。

それでは絶対にイメージは現実のものとなりません。

「住宅事業で年間50棟、10億を実現させたい」

とイメージしたとします。

受注率100%としても、50組のお客様と出会ったり紹介していただかなくてはならない。

どれだけ優秀な会社でも、受注率は30%で、大半の会社は10~15%くらいですから、
少なくとも150組~400組のお客様と出会わなくてはならない。

それだけの数のお客様と出会い、商談するには、営業マンは最低何人必要か?
またそれだけのお客様に来ていただくためには、どんな施設をつくり、
お客様をおまちしなくてはならないのか?

スタッフをそれだけ採用したとしたら、どういう給与評価制度を設けなくてはならないか?
社員さんに成長していただくために、どういう教育制度を設けなくてはならないか?

などなど、イメージから逆算して組み立てられないと、まずそのイメージは実現しないのです。

経営者、もしくは経営者にいずれなろうと思っている人は、
目標数値から逆算してやるべきことを組み立て、
何をいつまでに誰がやるのかということを分解できなくてはならないのです。

そうしたことを考えられる人しか、経営はできないのです。
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