鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2294回】 お客様、仕事に対する考え方を統一する

2017年04月11日 | 住宅コンサルタントとして
会社を構成する社員さんは、一人ひとり、
生まれ育った環境も違えば、価値観・考え方も違います。

仕事に対する姿勢、お客様に対する考え方、
失敗した時の凹み具合、新しいことにチャレンジする気持ち・・・。

一人ひとり、差があって当然。

ただ、各人がクオリティーの高い仕事をし、お客様に満足していただくためには、
皆で協力し、お客様に対する思いを統一し、
共通のルールを守らなければなりません。

業績が順調に伸びて、スタッフさんが増えてくると、
これまでトップの考えが自然と社内に浸透したり、
何となく一体感が取れていた組織が、急に一体感が無くなったりします。

更には変な派閥が出来たり、抵抗勢力が出来たりすることも・・・。

皆が仕事をしやすくなり、お客様に喜んでいただこうとスタッフを増やしたのに、
生産性が下がったり、一体感が無くなったりすることは、可能性としてあるのです。

それを防ぐために、考え方や価値観を統一すべく、
経営理念や行動規範、各業務についての定義づけなどをやっていく必要があります。

私自身、過去に2社でお仕事をさせていただきましたが、
その当時の行動の基準や考え方が未だにベースとなっています。

「私たちは仕事の品質を高め、社会に貢献します」
‘仕事って、品質を高め続けなくてはならないんだ・・・)

「私たちはお客様の目で物を見て考えて行動します」
(仕事って、お客様の目で物を見て考えなくてはダメなんだ・・・。
自分の主観で判断してはいけない。
判断するのはお客さまなんだ・・・)

「私たちは自信と誇りと情熱を持って仕事に精励します」
(仕事をする上で、自身と誇りと情熱は欠かせないんだ・・・)

「私たちは公明正大をもって行動の規範とします」
(卑怯なことや不正は一切してはいけない。
正直に堂々と行動しなければならないんだ・・・)

毎日、朝礼や会議の前に唱和した言葉ですが、
()の中のようなことを考えながら、自分は唱和していました。

ちょっと気分が乗らない時も、自信を無くした時も、

「自信と誇りと情熱を持ってお客様のところに行かないと・・・」

というように、自分の考え方や行動を日々、軌道修正してくれる、有難い言葉でした。

こうして20代の前半から、仕事に対しての考え方を教えていただけたおかげで、
仕事を通じて少しずつ成長できたのではないか、と思っています。

皆さんの会社には、考え方や行動の基準ってありますか?
コメント
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