鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2464回】 起業時の原点も必要とあらば変える

2017年09月28日 | 住宅コンサルタントとして
2011年1月4日に私は起業したのですが、
起業するにあたり、自分で決めたことがいくつかあります。

その中の1つが、「住宅業界以外のコンサルティングをしない」ということでした。

この住宅業界そのものをもっと良くしたい。
そのために、誰よりも深く研究し、将来を予測し、
時代の変化、顧客の変化にクライアント様が適応できるよう、
自分自身、学び続け、進化していく、ということを決めていました。

そして住宅業界で通用しなくなったり、
住宅会社からのオファーが無くなれば、あっさりと身を引くつもりでやってきました。

ただ、個人的に思うこと、というか、もうこれは絶対そうなるのでしょうが、
住宅業界という業界は無くなり、
ハウスメーカー、工務店という業態もお客様にとって何の魅力も無くなる。
そういう時代が来る、ということです。

例えば、お酒を買う時、いまや酒屋さんで買う人がどれくらいいるでしょう?
本を本屋さんで買う人、文房具を文房具屋さんで買う人、
服を服屋さんで買う人はドンドン減ってきています。

それと同じように、家をハウスメーカーで建てる人や工務店に相談に行く人が減っていき、
そのうちやっていけなくなる会社が続出するということです。

ですから、私自身が起業時に決めたことも変更しなくてはならなくなりました。


「我が社は、良い家、楽しい暮らしをお客様に提供しようとしている企業専門の
コンサルティング会社である。
この新業態以外のコンサルティングはおこなわない」

と来期の経営計画書から変更します。
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