鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2439回】 自分の土俵で戦う

2017年09月03日 | 住宅コンサルタントとして
どんな住宅会社でも、完璧な住宅会社は存在しません。

何か強みがあるとすれば、その反面、弱みも存在します。

だから、どんなライバルが居たとしても、勝てないことは無いのです。

先日、とあるクライアント様で、本当に優秀なマネージャーとお話していた時のこと。

その店長が任されているエリアは、競合先のレベルが高く、
その中の1社は、デザイン性は高く、価格も安い家をつくっていて、
客観的に見てもかなりの強敵です。

私自身もその会社の接客を受けたことがありますが、
営業マンのレベルも非常に高く、かなりの苦戦が見込まれるのではないか、と
個人的に思っていました。

しかしながら、そのマネージャーいわく、競合にはほぼならない、とのことなんです。

そもそも、理念型営業をしっかりと行えば、
自社のお客様か、ライバル会社のお客様かは、比較的早く見分けがつく。

最初に理念型営業を高いレベルで出来ないから、
自社のお客様ではないお客様を追いかけてしまったり、
相手の土俵で戦うことになる、ということを力説されていました。

全くもって、その通りだと思うのです。

もちろん、この理念型営業を推進していくためには、
自分たちが目指していることに沿って、
現状の取組みを具体的にお客様にお話しできないといけないのですが、
それさえできていれば、言っていることに筋が通ってきます。

これ、非常に重要なポイントなので、
各クライアント様には今月、来月と詳細にお伝えさせていただきますね。

ライバルより商品が高くとも、
提案力で劣っていたとしても、
勝つ方法は存在するのです。
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