鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2444回】 住宅のファッション化

2017年09月08日 | 住宅コンサルタントとして
ライフサイクルの進化と共に、衣食住の垣根は無くなっていくと個人的に思っています。

素敵なブランド、理想的な暮らしの提案をしてくれるブランドであると認知されれば、
そこが提供するありとあらゆる商品が注目を浴びる時代です。

その最たる例が無印良品なのです。

コンセプト、そのコンセプトに沿った店舗と商品とスタッフ、
そしてコンセプトに沿った接客。

この世界観を住宅会社としてどう作っていくのかが、
2020年以降の住宅会社の戦いだと感じています。

自社ブランドの世界観をお客様に感じていただく。
そのための戦略の一つが、私が昨年末より言い続けていることです。

自分が好きなブランドか?
自分が求めていたテイストか?

お客様はそのお店との接点の中で、相談するに値すべきお店かどうか、見極めます。

もう建設業の発想では、家づくりをお客様に託されない時代に来ているのです。

個人的には、住宅はますますファッション化していくと思っていて、
だからこそデザインセンスを高めなくてはならないと確信しています。

デザインは、自分たちの世界観を表現する上で最適な手段です。

あり得ないダサい色遣い、あり得ない変な収まりは、自社のダサさを伝えます。
その逆にセンスの良いコーディネートや洗練されたデザインは、
自社の世界観をしっかりと伝えてくれます。

アパレル業、サービス業、高級腕時計のブティックで働いている感覚で
日々、仕事に取り組んでいくと、時代の流れに適応できると思っています。

皆さんはファッション化の流れに適応できていますか?
コメント
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