鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2458回】 戦略レベルのコンサルティングでなければ、業績に限界が・・・

2017年09月22日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事の経験を通じて、実感していることがいくつかありますが、
その中の一つに、研修だけでは業績はすぐに頭打ちになる、ということです。

例えば、年間10棟売る力のある営業マンが居たとします。

営業研修を積み重ね、スキルをつけ、経験値も上がった。
でもこの人が15棟や20棟を売ることは可能かもしれませんが、
40棟、50棟と売れるようになることはないでしょう。

更に今の時代は住宅会社にとって、優秀な人材確保が課題ですが、
営業マンの能力が上がったことは、採用のしやすさに対して何の影響もないです。
もちろん、会社のブランドイメージが向上することにも関係がありません。

研修では50点の営業マンを70点に上げることは可能ですが、
50棟の会社を200棟の会社にすることは不可能なのです。

ゆえに、お付き合いがある程度継続する中で、
スタッフの皆さんがある程度、今の時流を押さえた商品を開発し、
今の時流に合ったブランディング、マーケティング、接客ができるようになると、
業績はある程度、上がります。

しかしながら、そこから更に飛躍しようとすると、
新たな業態にチャレンジしたり、新事業にチャレンジしたり、新規出店したりと、
戦略レベルでの取り組みをしていただく必要があるのです。

実際、5年、10年とお付き合いが継続する中で、
棟数が3倍~20倍と伸びられたクライアント様は、
戦略レベルで手を打っていただいている先ばかり・・・。

そして当然のことながら、戦略レベルの提案をさせていただいた場合、
決定権のある経営者が決断を下していただく必要があるのです。

その決断に沿って、現場が動き、行動を変えることで結果が変わる。

もちろん弊社の場合、ただ単に理想論を振りかざす無責任な提案では無く、
力相応でそのクライアント様にカスタマイズした提案をさせていただいています。

そしてこれからの時代、ますます戦略レベルでさまざまな手を打っていかなければ、
どんな会社でも成長していくことは出来なくなっていくのです。

研修レベルを受けていただいても、業績は頭打ち。

戦略レベルで手を打つ。

皆さんの会社では出来ていますか?
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