鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2466回】 人の上に立つ者として・・・

2017年09月30日 | 住宅コンサルタントとして
これからの企業は、役員や上司となるスタッフを人選する際の基準を
能力主義から人間力主義に切り替えた方が絶対に良いと個人的に思っています。

どれだけ素晴らしい設計ができようと、
どれだけ現場管理、利益管理能力が優れていようとも、
どれだけ営業力が高かろうと、
人としての常識が無い人を上に上げるのは、組織全体にとってはマイナスだと思います。

まず上司の立場、役員の立場の人間が、
個人的感情を職場で出しまくるのは、あってはならないことです。

感情の起伏が激しい上司の下では、部下が伸び伸び育ちません。
約束を守らない上司、会社で決定したことを平気で破る上司がいれば、
組織の中に規律が生まれる訳もありません。

能力が今はまだ不十分だけど、人としては一流のスタッフさんがいたとします。
また、能力は抜群で仕事で素晴らしい結果を出しているものの、
個人の感情を職場で出しまくり、更には約束を守らないスタッフ。

この場合、前者の人を上に上げるべきなのです。

これからの時代は、信用経済の時代です。

上司であろうと、代表取締役であろうと、
スタッフさんや取引先などあらゆる方から信用されない人の下に
人は集まって来ないのです。

だからこそ、能力よりも人間性重視でスタッフさんを採用し、
リーダーや役員もそういう視点で選んでいくべき時代なのです。

皆さんの会社では、能力だけでリーダーを選んでないですか?
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