鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2863回】 手段の目的化を防ぐ

2018年11月01日 | 住宅コンサルタントとして

人間は油断をすると、本質を見失いがちになってしまいます。

 

仕事においては、そもそも目的があって

その目的に到達するために何かの取り組み(=手段)をします。

 

例えば、新規のお客様の来場を現状の1.3倍にしたい、という目標があり、

そのためにお客様にとって分かりやすいスマホサイトにリニューアルしようと取り組んだとします。

 

そのために重要なのは、

わざわざ自社のサイトに来て下さったお客様にとって、

モデルハウスの場所や見どころが分かりやすく明記されていたり、

来場の予約がしやすくなっていたりすることです。

 

だからまずはその点を第一に業者さんと打合せし、進めていかなくてはなりません。

 

しかしながら、よくありがちなのは、

そもそもスマホサイトをリニューアルする目的を忘れ、

 

「ちょっとウチの会社のイメージに合わないような気がする・・・」

「個人的にこういうの、好きじゃない・・・」

 

とHPをリニューアルすることが目的となってしまっているようなケースです。

 

特に一つのことに没頭してしまいがちなタイプの方が陥りやすいのですが、

何事も目的があっての手段なのです。

 

今、自分がやっている仕事の目的は何か?

なぜこういうことをやっているのか?

 

その目的を常に意識しながら、日々の仕事に取り組みたいものです。

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