かなり前までですが、テレビ東京系のカンブリア宮殿という番組が好きでした。
あまり知らない地方の中小企業を取り上げて、
その素晴らしい取り組みや商品、サービスを紹介してくれ、
本当に勉強になりました。
しかしながら、近年、大分番組の傾向が変わってきたなぁ、と感じています。
まず大企業、上場企業を取り上げる傾向が強くなってきたということ。
そして本当は業績が良くないのにも関わらず、
素晴らしい企業であるかのように構成され、
実態とはかけ離れた情報を発信しているということ。
昨日、大幅な業績ダウンが発表された、有名なM&A大好き企業。
先日、トップの交代が発表された、私が元働かせていただいていた企業。
いずれも今年のカンブリア宮殿で取り上げられていましたが、
番組内での取り上げられ方と今期の業績の乖離がすごいです。
ちょっと無理があると言わざるを得ないなぁ、と感じてしまいます。
経済系の番組は、もうちょっと慎重にならないといけないような気がします。
また某経済紙も、
右肩下がりの住宅会社の社長のビジョンを今年、取り上げていましたが、
そんなことを取り上げて良いのかと感じました。
テレビ、新聞、雑誌、ネットから流れてくる情報は、
全て真実ではありません。
さまざまな意図がその裏で動いていて、
情報は歪んだり、間違ったりして届けられることが結構あるのです。
情報を鵜呑みにせず、何が正しいのか、自分なりに見極める目を持ちたいですね。