鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3071回】 成功パターンは長く続かない

2019年05月28日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界における受注数は、集客数に比例します。

 

そして集客のベースは、市場内における信頼と評判、

そしてファッション化している住宅業界において、

トレンドをおさえた建物を見学いただける環境をつくれているか、ということ。

 

信頼と評判は押さえていても、

10年前のデザインの建物しか見ていただけない会社だと、

正直、受注は難しいですよね。

 

異業種に例えると、

裁縫技術や生地、更には接客も抜群なのですが、

デザインセンスがダサい品揃えしかない服屋さんでは

服を買おうとする人はいないのに似ています。

 

要するに、住宅会社としては、

商売の王道である「応援して下さる方を増やしていく」ということに加え、

変わっていくトレンドを押さえていくことが欠かせない時代になったのです。

 

これは、常設モデルハウスを持ちつつ、

トレンドに合った第二モデルハウスを常に持って、

それを定期的に売却しながら次のトレンドを押さえたモデルハウスが必要、ということで

すなわち住宅会社の経営に資金力が必要な時代になった、ということです。

 

センスと経営力。

更に人手不足の時代ということも加味すれば、

会社としての魅力や人材育成力も必要ということであり、

住宅会社の経営はますます難しくなっていく時代になったということです。

 

2年前まで、非常にうまくいっていたやり方が

もう通用しなくなるくらい、

変化のスピードが早くなっています。

 

今、成功している住宅会社も、

油断すればすぐに集客できなくなる可能性があるということです。

 

こういう時代だからこそ、

うまくいったやり方を捨てて、

ドンドン新しいことにチャレンジしなければならないのです。

 

皆さんの会社は、過去の成功にしがみついていませんか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする