鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3072回】 トップの器以上の組織になると、統制が効かなくなる

2019年05月29日 | 住宅コンサルタントとして

創業して間もなく、売上がまだ少ない時に

業績を上げることは難しくありません。

 

業績の向上と共に、受注した仕事を回していくために、

当然ながらスタッフさんを雇用していくことになります。

 

ただこのスタッフさん、

個々に育ってきた環境も価値観も違いますから、

当然ながらスタッフさんの数が増えると

組織の一体感は薄くなっていくもの。

 

組織力を高めるために、

考え方や行動の基準をつくり、

ルールやしくみを制定していくのです。

 

するとまた業績が向上していく。

 

更に人を増やしていく中で、

トップ一人で会社全体を把握し、

細かな指示を各部署や各拠点に出すことは難しくなり、

最終的に社員さんに任せなくてはならなくなります。

 

社員さんを信じ、任せられる器があれば良いのですが、

何でも自分で決めたがる経営者の場合、

それまでも社員さんに任せていないので

そもそも社員さんが育っていないことが多い。

 

ここで統制が効かなくなってしまうのです。

 

人に任せられないタイプの経営者の場合、

自分の目が届く範囲内でしか組織をつくってはいけないのです。

 

人を育てようと思うのであれば、

社員さんに任せる部分も必要です。

(丸投げはダメです)

 

任せられない経営者は、組織を大きくしてはいけないのです。

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