注文住宅業界はおそらく、
どこまでいっても属人的な領域からは出ないと思っています。
(建売住宅は除く)
1つ1つの土地の形も違えば、
1人1人のお客様の家族構成も嗜好も違う。
予算もバラバラ。
しかもほとんどの方にとって、
人生で1度しか購入しないものなのです。
商品として複雑で難しく、かつ購買頻度が低いものなので、
お客様自身が求めていることを
引き出して差し上げる必要があるのです。
ということは、AIでは難しく、
人の手で要望を引き出し、それを土地と予算におさまるよう、
プランニングをしていく必要がある。
だから俗人的な領域のビジネスから変わらないでしょう。
ゆえに注文住宅会社の経営において、
非常に重要になってくるのは、
若いスタッフを採用して育成し続ける、ということ。
どれだけ優秀な営業マンや設計、監督でも
毎年、必ず歳を重ねますから、
若手でも20年経過するとオッサンとなり、
お客様と話が合わなくなり、感性も異なるようになるのです。
ですから、組織の平均年齢が上がらないように
定期的に若いスタッフを採用し、育成する必要がある。
若いスタッフを採用し、育成していくには、
そのスタッフに近い年齢の先輩がいて、
何でも親身になって面倒を見る体制を
組織としてつくっておく必要があります。
50代の上司の下で20代の若手スタッフが
いろんな相談ができるかというと、
それはちょっと無理がありますよね?
ですから20代、30代、40代と各年代にバランスよく
スタッフを配置できる会社、
すなわちある一定以上の組織をつくっておくことが、
住宅会社として必要だと思います。
こうした組織をつくれたとして、大切になってくるのが、
リーダーの成長になるのです。
優秀なリーダーの下では、若いスタッフがドンドン成長し、
また次のリーダーがそこから生まれてくる。
若手を育成するのが上手なリーダーって、
皆さんの会社には存在しますか?
弊社のクライアント様の中には、
この若手を育てるのが非常に上手なリーダーが
2名、います。
この2名のリーダーから学ぶ機会を
いつか設けたいと思っています。