鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4750回】 2024年以降の住宅業界

2024年01月01日 | 住宅コンサルタントとして

新年、明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本日は元旦ということもあり、

住宅業界がこの先、どうなっていくのか、ということについて

私の予想をまとめてみたいと思います。

 

いろんな情報に誰もがアクセスできる現代は、

情報やノウハウの価値は下がり続け、

かつDX化やAI、ロボットの普及により、

単純な事務仕事の価値も下がります。

 

付加価値が高くない仕事の方の収入は上がらず、

逆に人にしかできない仕事ができる方の収入は上がる。

 

収入の格差は、今以上に大きくなっていくでしょう。

 

そして25歳~45歳が住宅を建てる層になるのですが、

この年代の人口が毎年、下がっていくことに加え、

婚姻率も年々、下がっていることから、

家を建てる人の総数はすごい勢いで減っていくでしょう。

 

なので、右肩上がりで成長していく経営は

個人的には危険だなぁ、と思っています。

 

商圏内の着工棟数は年々、下がっていく中、

エリア内のシェアを高めていく。

 

棟数は現状維持、もしくは微減していく中、

収入がある一定以上のアッパーミドル層の方から

高単価の住宅を受注していく。

 

そして5~7年に1店舗くらいの緩やかな出店を継続し、

会社全体の棟数を維持していく。

 

右肩下がりの市場で、勝ち残っていくための

基本的な考え方はこれがベストかな、と思っています。

 

更に空き家が今以上に増えていくので、

それらを活かす事業も現事業に付加していく必要があります。

 

新築・不動産・リノベ・リフォームと1ストップでできる組織を

構築していく必要がある、ということです。

 

新築に関しては、

アッパーミドルの層のお客様に選んでいただけるよう、

付加価値が高い商品の開発。

 

そして新築だと予算が合わないお客様に対しては、

中古住宅紹介+リノベにて対応。

 

OB様から安定的なリフォームの受注であったり、

住み替えや売却のご相談にも対応できる体制を取る。

 

こうして地域の住に関連するシェアを圧倒的に高めていく。

 

ここを目指していきたいと思っています。

 

そのためには、

各事業や各拠点を任せられるリーダーの育成が

欠かせないわけで、

そのための施策も企画していきたいと思っています。


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