新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本日は元旦ということもあり、
住宅業界がこの先、どうなっていくのか、ということについて
私の予想をまとめてみたいと思います。
いろんな情報に誰もがアクセスできる現代は、
情報やノウハウの価値は下がり続け、
かつDX化やAI、ロボットの普及により、
単純な事務仕事の価値も下がります。
付加価値が高くない仕事の方の収入は上がらず、
逆に人にしかできない仕事ができる方の収入は上がる。
収入の格差は、今以上に大きくなっていくでしょう。
そして25歳~45歳が住宅を建てる層になるのですが、
この年代の人口が毎年、下がっていくことに加え、
婚姻率も年々、下がっていることから、
家を建てる人の総数はすごい勢いで減っていくでしょう。
なので、右肩上がりで成長していく経営は
個人的には危険だなぁ、と思っています。
商圏内の着工棟数は年々、下がっていく中、
エリア内のシェアを高めていく。
棟数は現状維持、もしくは微減していく中、
収入がある一定以上のアッパーミドル層の方から
高単価の住宅を受注していく。
そして5~7年に1店舗くらいの緩やかな出店を継続し、
会社全体の棟数を維持していく。
右肩下がりの市場で、勝ち残っていくための
基本的な考え方はこれがベストかな、と思っています。
更に空き家が今以上に増えていくので、
それらを活かす事業も現事業に付加していく必要があります。
新築・不動産・リノベ・リフォームと1ストップでできる組織を
構築していく必要がある、ということです。
新築に関しては、
アッパーミドルの層のお客様に選んでいただけるよう、
付加価値が高い商品の開発。
そして新築だと予算が合わないお客様に対しては、
中古住宅紹介+リノベにて対応。
OB様から安定的なリフォームの受注であったり、
住み替えや売却のご相談にも対応できる体制を取る。
こうして地域の住に関連するシェアを圧倒的に高めていく。
ここを目指していきたいと思っています。
そのためには、
各事業や各拠点を任せられるリーダーの育成が
欠かせないわけで、
そのための施策も企画していきたいと思っています。