以前にもちょっとお話しましたが、
2020年以降、住宅業界にはかなり大きな事件が起こるでしょう。
住宅業界におけるM&Aが相当、活発になっていったり、
圧倒的な職人さん不足により、
工期が伸びることがいろんな会社で起こるでしょう。
そして個人的にいろんな方に知っていただきたいのは、
インスタやHPなどで素敵な家の写真をUPしている会社で、
しかもフォロワーがたくさんいる会社なのに、
経営内容は火の車、という会社がけっこうある、
ということなのです。
こういう会社の経営者は、経営者というよりも芸術家であり、
とにかく良いものをつくろうという気持ちはあるのですが、
原価と納期をコントロールするとか、
財務や経営の勉強をしていないという特徴があります。
自分一人や2~3名でやっているうちは良いのですが、
スタッフが増え、棟数が増えてくると
利益確保や経費のコントロール、品質管理などがおろそかになり、
一気に経営が傾き、資金がショートする、ということになりかねません。
本当にインスタで人気の会社も、大変だったりするのです。
住宅事業は、自分たちだけで完結せず、
いろんな協力業者さんのお力を借りなければ
進めていくことができません。
ですから、棟数が増え、組織が大きくなってくると、
経営者は実務から少しずつ離れ、
経営にウエイトを置くようになければならなくなるのです。
見た目だけで住宅会社を選んではいけない時代なのです。