鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3365回】 ナンバー1の実力

2020年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は弊社のクライアント様の中で

ナンバー1の住宅会社にお伺いしておりました。

 

年明けから業績も絶好調。

 

今、多店舗展開している住宅会社は、

1店舗当たりの受注棟数を減らしていますが、

このクライアント様の場合、全く減少していなくて、

1店舗年間あたりで小さい支店で50棟

大きな支店だと100棟、という状況を維持しています。

 

そして昨年よりいろんな面で改革をしてきた部分が

着実に成果につながってきていて、

問題点がお伺いする度に解決の方向に進んでいるのが

もう本当に素晴らしいな、と実感しまくりです。

 

エリア内で競合する、かなり強い競合企業もありますが、

ここを本気で倒すための施策も着実に実行されていて、

数年先には立場が逆転しているだろうと思います。

 

もう14年、お付き合いをさせていただいておりますが、

年間400棟を優に超える棟数、

すなわち組織としてはかなり大きいのにも関わらず、

常に問題を見つけ出し、改善を繰り返されるのです。

 

その改善の為にやるべきことを決定したら、

その実行スピードがハンパなく早い。

 

少人数の組織であれば、やりやすいのですが、

社員さんが100名を超える組織でこのスピードでやり切る、

というところに、本当に頭が下がります。

 

今、多店舗展開をやっている住宅会社の大半が

ヘッドハンターを使って中途社員を採用しており、

その費用もかなり高額で、財務内容を圧迫しているなぁ、と

個人的に感じております。

 

そして中途採用に頼っている会社の問題点は、

社員さんの平均年齢が高齢化する、ということなのですが、

このクライアント様は、新卒採用をもう何十年とやっていて、

未経験の新卒を育成するノウハウを自社で持っている上に、

もちろん中途も採用されているので、

20年先も組織として安定しているだろうな、と思うのです。

 

いろんな意味で、どういう会社を目指すべきか、という命題に

多大なヒントを与えて下さっている、本当にありがたいクライアント様。

 

今の役員さんがまだ20代の頃から、

一緒に仕事をさせていただいてきて、

本当に貴重な経験とたくさんのことを学ぶ機会を与えていただいております。

 

エリア断トツナンバー1になっても、

まだ成長を目指す姿勢に頭が下がると同時に、

自分にできることをしっかりとサポートさせていただきたいと思います。


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