昨日の夜中、突然麻婆豆腐を作りたくなり、
台所を捜索すると、
「豆鼓」
「ホールの花椒」
「豆板醤」
「甜麺醤」
「辣油」
「四川花椒油」
という材料まで完璧に揃っていたので、
その辺の中華料理店の麻婆豆腐をはるかにしのぐ、
プロレベルの麻婆豆腐をつくってしまい、
今朝、家内に怒られた鬼山です。
今の我が家(ってほとんど居ませんが・・・)には、
ワイン100本以上、
本格カレーを作るのに必要なスパイス各種、
ちょっと変わったところで言うと、トリュフオイルもあり、
魚醤も2種類あり、更にオリーブオイルも6種ほど・・・。
大抵のジャンルで、プロの味を再現できてしまいます。
さて、本題です。
ここに来て、一気にインフレが加速しています。
特に建築資材の価格上昇は激しく、
30坪程度の家で、2年前より200万以上、
価格が上がってしまいました。
その一方で、「性能は大事である」という考えが
市場に浸透したこともあり、
UA値やC値、耐震等級に関して、
こだわるお客様も増え、
それらの基本性能を高くしている住宅会社も増えてきました。
ただ、ここ最近は、性能こそが非常に重要である、
という思考の方たちのグループが活発的に活動していて、
性能が高い商品を持っておくことが、
これからの時代、勝ち残るために重要、という考えに
支配されている経営者も増えてきているような気が、
個人的にしております。
もちろん、住宅性能は非常に大切です。
性能の低い家が普及しなくなることは、大賛成です。
しかしながら、住宅会社各社のブランド力によって、
来場されるお客様の客層(収入面)はことなります。
冴えない写真をSNSに投稿し、
イケてないHPで、
かつ地域の評判も抜群に良くない会社に
アプローチして下さるお客様の年収は決まっています。
その方のご予算で買える価格帯の商品を
用意しておかなければ、契約まで至らないのです。
更に、その住宅会社が商売をしているエリアの土地価格は、
地域によって全く異なります。
土地がそれなりに高いエリアの場合、
土地+建物の合計金額が
お客様の予算内に収まっていなければ、
これも成就しないことになります。
すなわち、自社商圏の土地価格と自社のブランド力に合わせ、
お客様が買える価格の商品を持っておかなければ、
どれだけ自社の建物性能が高くとも、
契約に至らない経営をやることになるのです。
ですから、特に土地の高いエリアの住宅会社では、
商品戦略の再構築をする必要があるのです。
建築資材価格は、残念ながら下がる要因は、
今のところありません。
(この先、需要が激減すれば、下がるでしょうが・・・)
なので、価格高騰した中で、
どうやってお客様が買える商品を開発していくかが、
非常に重要になってくるのです。
この辺りの商品戦略を今年のGW明けから、
弊社としてクライアント様にお伝えしております。
市場の変化を予測し、
その変化に適応できるように
自社を変えていくことが経営です。
変化が激しい現代、ちゃんと経営している会社のみ、
変化に適応でき、生き残ることができます。
そのために、日々、勉強と実践しかないのです。