鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2298回】 社員さんや業者さんのせいにしていないか?

2017年04月15日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっと気になることがあると、スマホで調べる時代。
そんな中、住宅会社のマーケティングにおいて何が重要かというと、
もうこれは、施工写真になります。

それも、ただの建築写真ではなくて、
この家だとどんな暮らしができるのか、ということが見た瞬間、お客様に伝わるくらい、
写真をつくりこんでおく必要があるのです。

家具、雑貨のディスプレイ。
モデルの配置。
ある一定レベル以上の技術を持ったカメラマンによる撮影。

更には、写真を撮影する前提で、エアコンの位置や照明のセレクトにも気を遣っていないといけません。

そしてこうしたセンスが無い会社の施工写真は、
全く持ってマーケティングに活用できないのです。


集客ができない。
お客様が全然来ない。
こうしたことで悩んでいる住宅会社の大半は、
そもそも施工事例写真がイケてないからなのです。

ではなぜイケてる写真が自社にないのか?

それは、イケてる写真を撮影し、それをストックし続けなくてはならない、
ということを本気で会社が理解できていないからです。

そういう会社は、イケてる写真を撮影できない理由を次々に挙げてきますが、
言い訳をどれだけしようが、素敵な写真を撮影し続けようと取り組まなかったツケが
必ず自分たちに跳ね返ってくるだけです。

だから集客に困っている。

「お客様に引渡す日直前に完工したんです・・・」
「現場監督が工期を守れないんです・・・」
「センスあるディスプレイができる巣スタッフがいないんです・・・」
「家具や小物を貸してくれる業者さんがいないんです・・・」
「予算のあるお客様が我が社に来てくれないので、かっこいい家を建てられないんです・・・」

など、どれだけ言い訳を並べても、何も解決しません。

こういうことを言う経営者に限って、現場のスタッフさんに丸投げしているだけ。

丸投げして物事が解決するのであれば、そもそも経営者は不要ですよね?

そしてイケてる写真があったとしても、それを掲載するウェブデザインや広告のセンスが無ければ、
これまた自社のブランドイメージが上がりません。

センスが無い広告制作会社は多いですし、
デザインの勉強をしていないバイト感覚のデザイナーも数えきれません。

そんな中、センスあるデザイナーを探すのも、最終的に全て経営者の責任なのです。

イケてる写真が無いのも、センスが良くないHPなのも、人のせいにせず、
自分たちが行動を変えることで、全ての問題がクリアしていくのです。

そして、素敵な写真が多々、掲載され、
WEBデザインや広告、パンフのセンスが素晴らしい会社だけが、
お客様の支持を得る時代なのです。

お客様が来場してくれない原因は、全て自分たちにあるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2297回】 「飽き」との戦い

2017年04月14日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンが注意しなくてはならないこと、知っておかなくてはならないことは、
営業とは「飽き」との戦いである、ということです。

例えば、自社の断熱性能の高さ、気密性能の高さをお客様に訴求するために、
断熱材をグラスウールから現場発泡ウレタンに切り替えたとします。

ウレタンの発砲実験を最初の頃は営業マンは珍しがってすべてのお客様に実施し、
かつその実験も自分自身、すごく熱が入った状態で行えるのですが、
それを何度もやっていく中で飽きてしまう。

そしていつの間にか、そうした実験をやらなくなったり、
やったとしてもかなりテンション低目でやったりするのですね。

これでは、お客様に良さなんて伝わらないと思うのです。

自分自身、飽きているかどうかは関係なく、
せっかくのご縁で自社に来て下さったお客様。

そのご縁に感謝する気持ちがあったとすれば、
情熱を持って実験しないとダメだと思うのですね。


例えば舞台役者さんなんて、公演期間の中で何度も同じ芝居をします。

自分は以前から行きたかったのですが、予定があってなかなか行くことが出来なかった。
公演の最後の方で、何とか時間を工面して見に行った。

その自分が見た公演の時、役者さんがテンションが低かったとしたら・・・。
そして後日、雑誌のインタビューで

「実はボク、公演の最後の方だとどうしても芝居に飽きてしまって、テンション上がらないんですよね・・・」

なんてことをもし言っていたとしたら、その役者さんのファン、すぐに辞めたくなりますよね?

更にはそんな役者さん、周囲の人が誰も応援しなくなりますよね?

営業もそれと同じ。

会社が決めた型を何度も繰り返す必要がありますが、
そのことに飽きてはダメなのです。

だから営業とは、飽きとの戦いなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2296回】 自社のUSPは?

2017年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
数ある住宅会社の中で、自社は他社とどこがどう違うのか?

商品、サービス、会社、アフター、施工品質、人材育成などの面で
他社との違いをお客様に理解していただけるように準備をしておく必要が
住宅会社にはあるのです。

ただでさえ分かりにくい住宅。
お客様は何を基準に住宅会社を選んでいいか、本当に分からないのです。

自社の独自の強みを一般的にUSP(uniqe selling proposition)と言いますが、
このUSPが社内で定義されていない会社が結構あるのです。

もしくは、住宅事業を立ち上げてまだ少人数の時は
皆がしっかりと自社のUSPを理解し、お客様に伝えることができていたのですが、
スタッフさんが増え、組織が大きくなる中で自社のUSPがぼやけてくるケースなんかもあります。

そしてただUSPをお客様に伝えるだけでなく、
会話の中で流れをつくり、その流れの中で自社のUSPを伝えることができるようになると
よりお客様に伝わりやすくなるでしょう。

また経営者や事業責任者の役割は、この自社のUSPの裏付けとなるような
商品開発や施工精度の向上、スタッフの育成、体制づくりなどが挙げられます。

勝手にできあがるものではなく、狙ってつくるのがUSPだと個人的に思っています。

皆さんの会社は、自社のUSPが明確に定義されていますか?
そしてそれをお客様に理解していただけるような型が決まっていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2295回】 勉強会やセミナーに参加した後

2017年04月12日 | 住宅コンサルタントとして
勉強会やセミナーに参加することは、とても素晴らしいことです。

でも、参加しただけでは正直、全く意味がありません。

私自身、いろんな勉強会やセミナーを企画させていただく立場ですが、
ここ数年は弊社のクライアント様対象でしか企画をしておりません。

企画するからには当然、意図があります。

クライアント様が抱えておられる問題をクリアする上で必要な情報や事例を学んでいただく。
その上で、勉強会が終了後、自社に帰って早速、これまでのやり方から変化していただく。

行動を変えていただくことで、結果を変えていただきたい。
そう思って、いつも企画しています。

だからただ参加して、「勉強になりました・・・」というだけでは、
私の中では企画の失敗となるのです。

勉強させていただいたことから、何か一つでも新しいことに取り組み、
結果を変えてこそ、参加した意義があるのです。

私自身、何かの勉強会に参加しながら、
何を取り入れさせていただくかを考えまくっています。

自分のどこかを変える気満々で参加しています。

勉強会やセミナーに参加した後、行動を変えることはできていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2294回】 お客様、仕事に対する考え方を統一する

2017年04月11日 | 住宅コンサルタントとして
会社を構成する社員さんは、一人ひとり、
生まれ育った環境も違えば、価値観・考え方も違います。

仕事に対する姿勢、お客様に対する考え方、
失敗した時の凹み具合、新しいことにチャレンジする気持ち・・・。

一人ひとり、差があって当然。

ただ、各人がクオリティーの高い仕事をし、お客様に満足していただくためには、
皆で協力し、お客様に対する思いを統一し、
共通のルールを守らなければなりません。

業績が順調に伸びて、スタッフさんが増えてくると、
これまでトップの考えが自然と社内に浸透したり、
何となく一体感が取れていた組織が、急に一体感が無くなったりします。

更には変な派閥が出来たり、抵抗勢力が出来たりすることも・・・。

皆が仕事をしやすくなり、お客様に喜んでいただこうとスタッフを増やしたのに、
生産性が下がったり、一体感が無くなったりすることは、可能性としてあるのです。

それを防ぐために、考え方や価値観を統一すべく、
経営理念や行動規範、各業務についての定義づけなどをやっていく必要があります。

私自身、過去に2社でお仕事をさせていただきましたが、
その当時の行動の基準や考え方が未だにベースとなっています。

「私たちは仕事の品質を高め、社会に貢献します」
‘仕事って、品質を高め続けなくてはならないんだ・・・)

「私たちはお客様の目で物を見て考えて行動します」
(仕事って、お客様の目で物を見て考えなくてはダメなんだ・・・。
自分の主観で判断してはいけない。
判断するのはお客さまなんだ・・・)

「私たちは自信と誇りと情熱を持って仕事に精励します」
(仕事をする上で、自身と誇りと情熱は欠かせないんだ・・・)

「私たちは公明正大をもって行動の規範とします」
(卑怯なことや不正は一切してはいけない。
正直に堂々と行動しなければならないんだ・・・)

毎日、朝礼や会議の前に唱和した言葉ですが、
()の中のようなことを考えながら、自分は唱和していました。

ちょっと気分が乗らない時も、自信を無くした時も、

「自信と誇りと情熱を持ってお客様のところに行かないと・・・」

というように、自分の考え方や行動を日々、軌道修正してくれる、有難い言葉でした。

こうして20代の前半から、仕事に対しての考え方を教えていただけたおかげで、
仕事を通じて少しずつ成長できたのではないか、と思っています。

皆さんの会社には、考え方や行動の基準ってありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2293回】 数ある住宅会社の中で自社は何が違うのか?

2017年04月10日 | 住宅コンサルタントとして
「数ある住宅会社の中で、自社は他の会社とどう違うのか?」

という質問に即答できる会社は、教育がしっかりとできていると言っていいでしょう。
もしくは、経営者の哲学が現場のスタッフに浸透している会社と言えるでしょう。

この問いに関しては、大昔から各クライアント様や勉強会のメンバーに言い続けてきたことですが、
さすがに最近はあまり言っていませんでした。
(というか、もっと他にやっておかなくてはならないことが多々、あるので・・・)

しかしながら、この問いに即答できない会社は残念ながらかなり存在するのです。

もちろん、話法だけを磨いていてもダメですが、
少なくとも自社のこだわりや他社との違いを簡潔にお伝えするというのは、
お客様に自社を選んでいただく上で欠かせないと思うのです。

また自社のこだわりを3点以内に伝えられたとしても、
その内容が抽象的でお客様が具体的にイメージできないと意味がありません。

よくあるのが、「アフターがしっかりしています」というようなことなのですが、
「しっかり」という言葉の定義が具体的になっていなくてはなりません。
更には一般的な会社とどう違うのかも具体的に示すことができなければ、
まさしく絵に描いた餅となってしまうのです。

本当に初歩中の初歩の話ですが、今一度、自社の違いを簡潔かつ具体的に伝えられているのか、
チェックしていただきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2292回】 デザインセンスを磨くには・・・

2017年04月09日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界全般に言えることですが、
施工の知識はそれなりにあっても、
デザインのセンス、デザインに関する知識が不十分な会社、担当者は、結構多いです。

家を建てるお客様の中には、センス抜群な方の比率は着実に上がっていて、
そのお客様が求めているレベルのことが理解できない営業・設計・コーディネーターが
実はかなり多いのでは、と思っています。

そして全体的にそういう状況ですから、当然現場監督や職人さんもデザインにまだまだ疎い。

というか、日本全体がヨーロッパに比べ、本当にデザインで遅れているのです。

これはTOTOさんの代理店の社長に聞いた話ですが、
日本のトイレの性能の高さ、快適性は間違いなく日本トップレベル。

中国や東南アジアでは結構売れているようですが、
実はヨーロッパではまだまだなのです。

というのも、ヨーロッパではまずはデザインが洗練されていなければ、
その商品の性能や価格の話にまでいかないケースがほとんどで、
実際にヨーロッパのシャワートイレでは物凄く洗練されたものがあるとか・・・。

日本の国産車が、ヨーロッパではタクシー以外、あまり売れてないですが、
実はトヨタよりもマツダの方が、現地の一般の方には支持されているそうです。

確かに、最近のマツダはデザインが洗練されていますよね?

フランスのパリで見た、トヨタのショールームが垢抜けしていない一方、
プジョーやメルセデスのショールームが本当に洗練されていたのを思い出します。

という訳で、日本はまだまだデザインセンスに関しては、
住宅・インテリアも、それからその他の商材でも洗練されていないのです。

そんな中、洗練された一部の住宅会社や設計事務所には、お客様が殺到しています。

そうしたセンスを身に着けた会社は、本当にお客様に困らなくなっていくのです。

ではセンスを磨くにはどうすれば良いか?

これはもうシンプルで、ひたすらイケてる建物や店舗を見まくって、
何でこの建物、この空間が素敵なのかを自分なりにルール化するしかないのです。

ただただ意識して見た量にセンスは比例していきます。

そうした建物を見るためだけに、東京や京都、白川郷や角館などに行く。
海外にも行く。
雑誌やネットを見まくる。

その行動量の総和で、センスは磨かれるのです。

見れば見るほど、何がポイントか、感覚が身についてきます。

住宅業界で働く以上、デザインセンスを磨き続けたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2291回】 ネットワークをつくるためには・・・

2017年04月08日 | 住宅コンサルタントとして
どんなに優秀なビジネスパーソンでも、自分一人だけの力では良い仕事はできないと思います。

自社のスタッフさんの力を借りることはもちろん、
仕入先さん、各分野のプロフェッショナルの方など、
いろんな人の力を借りなくては、クオリティーの高い成果を出すことは難しい。

自分たちが出来ないこと、苦手な分野に関して、
アウトソースしたり、お力を貸していただける外部パートナーを見つけるには、どうすればいいか?

結論から言うと、片っ端から動きまくって、今、身近に居る方に紹介をお願いしまくるしかありません。
そして紹介していただいた方とお会いした際、
先方に「仕事を一緒にしても良いかな・・・」と思っていただけるよう、
日頃から自分を磨いておくしかありません。

自社のブランド力がまだまだでも、
まだ社歴が浅くても、
年商が小さい会社であったとしても、
そんなのは関係が無いのです。

「あなたと仕事が一緒にしたい!」
「こういうことを我が社は目指しています!
その実現のために、力を貸して欲しい!」
「一緒にお仕事をしていただけるようになるには、
どうしたらよいですか?」

などなど、当たって砕けるしかないのです。

さまざまな能力をお持ちのビジネスパートナーさんが10社以上、
お付き合いをして下さっていますが、
ただただ私の方からお願いしてお付き合いいただいている感じです。

また過去、どうしても講演会を実現したいと思い、
世界的和紙デザイナーの堀木エリ子さんや
ABCクッキングスタジオの創業者である志村なるみさんに
厚かましくもお願いし、実現しましたが、
それも何度か断られても「どうしてもお願いしたい」と言い続けた結果、
お二人とも受け入れて下さり、スケジュールの調整をして下さったのです。

いろんな方とお仕事をさせていただく上で大切なのは、
とにかく動き回ることと熱意をしっかりと持っておくこと。
そして、一度や二度、断られても、めげないこと。

これだけです。

これからの時代、職人さん不足、社員さんの応募不足など、
経営者はいろんな場面で人で苦労するかと思いますが、
熱意をもって何度もチャレンジすれば、大抵のことは実現します。

失敗に強くありたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2290回】 育成力が自社の未来を決める

2017年04月07日 | 住宅コンサルタントとして

幸か不幸か、住宅ビジネスは思いっきり属人的ビジネスです。

土地の形状は異なる。
よって、間取りや建物の高さ・幅も異なる。
更には床材一つ、壁材一つにしても、無数にバリエーションがあり、
それらの建物の外観・内観と各種建材の組み合わせ、色の使い方で
建物の雰囲気、洗練度は大きく変わってきます。

しかも注文住宅の場合、契約する際には図面しかなく、
仕様を決めるためにはどうしてもプロのアドバイスが欠かせません。

すなわち、どれだけしくみをつくっても、マニュアル化しても、
CGの技術が発達しようとも、人が関わる部分は大きくは減少しないビジネスなのです。

だから、中小企業でも大手と互角以上に戦えるのですが・・・。

そんな住宅業界でお客様に支持され続けようとするのであれば、
スタッフさんに育ってもらうことが不可欠です。

住宅会社の未来は、スタッフさんの育成力にかかっていると言っても過言ではありません。

ただ、スタッフさんを採用しても
仕事を指示してやってもらっているだけでは、
こちらが望むようなスピードでは育ってもらえません。

極端な話、ほったらかしにしておいても勝手に育つスタッフさんは、ほとんどいません。

そのために重要なのは、2~3年後にどうなって欲しいと会社は思っているのか?
そして本人は2~3年後、どうなりたいと思っているのか?
そこのコミュニケーションをしっかりとって、
それを実現するためには今年、どのレベルまでの仕事ができるようになっていなければならないかを
納得いくまで話し合うことが重要です。

そして今年、どのレベルにまで成長するのかを決めてもらう。

そこに到達するまでにどんなことをどれくらいの頻度で行えばよいのか、
最終的に行動レベルに落とし込み、後はそれを定期的にチェックし、
改善を繰り返していく感じしかないと思います。

すなわち、スタッフさんの育成には、中小企業で言えば経営者がどこまで本気でかかわるか?
それしかないと思います。

それを幹部や外部のコンサル、研修講師にただ丸投げしている会社では、
なかなか人は育たないのです。

肝心なのは、こちらが一方的に決めるのではなく、
スタッフさんと話し合い、どうなりたいのかを決めてもらうことです。

そしてこの手法は、実は子育てにも思いっきり応用できるのです。

皆さんの会社は、育成力はありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2289回】 今期のテーマを分かりやすく伝えているか?

2017年04月06日 | 住宅コンサルタントとして
イケてるリーダーや指導者は、自分たちが最も取り組むべき重要なテーマを
分かりやすくメンバーに伝え続けています。

日々の仕事、目先の仕事がある中で、
それにばかり取り組んでいると、ついつい近視になってしまいがち。
どこに向かっているのか、分からなくなってしまうものです。

今期、自分たちは何に取り組まなくてはならないのか?
自分たちの課題は何か?
目標数値以外に、イケてるリーダーはこうしたことをメンバーに意識させることが上手なのです。

政治の世界でもそうですよね?

ここ20年の間、安定した政権は、小泉内閣と安部内閣しかありませんが、
それぞれ明確なテーマを持って運営にあたっていました。

その政策に関して、賛否両論あります。
批判しかできない政党は批判だけしまくっていますが、
それでも国民の大半は支持した訳です。

「郵政民営化」と「アベノミクス」。

皆さんの会社の今期、もしくは来期の重点テーマは何でしょう?

「人材育成」ですか?
「利益改善」ですか?
「web、特にSNS強化」ですか?
「新しいビジネスモデルをスタート」ですか?

毎月の目標数値を達成するための取り組みに加え、
こうした重点テーマも忘れずに取り組む組織でありたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2288回】 愛がある会社

2017年04月05日 | 住宅コンサルタントとして
社員さんのご家族が要介護になってしまった。

何日かに1回は、施設に送ったり迎えに行ったりしなければならない。
いままでどおり、仕事をビッチリできない。

社員さんは働く仲間に迷惑をかけるから、と退職を申し出たとしたら、
皆さんの会社では、どんな対応をされますか?


また別の話。

営業マンとしてバリバリやっていた社員さんが体調不良を訴えた。
病院で検査を受けると、人工透析が必要と診断された。
定期的に仕事を早くあがって、透析にいかなくてはならなくなった。
これまでのような営業としての仕事は厳しい。

そんな状況で社員さんから退職願が提出された。
皆さんの会社では、どんな対応をされますか?


自社で働いてくれている社員さん。
社員さん自身やご家族に、どんなことが起こるか、誰にも分かりません。

こういう状況で、本人が会社を辞めると申し出てきた際、
皆でフォローできる組織が出来上がっていること、
そして業績的に少し余裕があったとしたら、
その社員さんに勤務時間を変更して働いてもらったり、
部署を変わってもらって働いてもらうことが可能です。

「家族の介護のために、会社を辞めたとして、他の会社に行っても、
例えば工場勤務だと勤務時間に融通は本当に効かないよ!
そして会社を辞めて収入がなくなったら、介護どころではなくなるよ!
ウチで働きながら、介護のために週のうち、何度か早く帰っても、
その他の部分で頑張ってくれればいいから、もうちょっとウチで働いてみなよ!」

と言える会社には、愛があります。

その社員さんが、まだ成果をしっかりと出していなかったとしても、
出来る限り、社員さんを守ってあげる。

そういう姿を他の社員さんも見ているんですよね・・・。

こういう会社だと、安心して働くことが出来る。
そして結果的に、社員さんから愛される。

結局、与えたものが自分に跳ね返ってくるのです。

これは個人でも法人でも同じこと。

愛がある会社だと、本当に応援したくなりますよね。

そのためには、余裕があることが欠かせません。

社員さんを守るためにも、本業で結果を出し、安定した財務内容の会社をつくりましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2287回】 写真が自社のブランドイメージをつくる

2017年04月04日 | 住宅コンサルタントとして
何でもすぐにスマホで調べる時代ですから、
自社がスマホ上でどうお客様に見られているのか、ということを点検する必要があるでしょう。

スマホですから、ほとんどの人は画面を縦にもって操作します。

ですから、その状態で自社のHPが画面上にどう映っているのかが、
自社の印象を決める、と考えて間違いありません。

サイトのデザイン、見易さに、問題は無いでしょうか?
自社の施工事例の写真のクオリティーは、ライバルと比較して勝てていますか?

このスマホサイトをかなりイケてる状態にリニューアルしたクライアント様は、
アクセス数、来場予約数が本当に上がります。

その状況をつくる上でまず大切なのは、素敵な写真をどれだけ用意できているか、ということ。

良い写真を撮り続け、そのストック数が自社のブランドイメージをつくりますよ、
と以前から発信させていただいておりますが、
この部分に手を抜いてきた住宅会社は、今、非常に集客に苦戦しているのです。

だから素敵な写真を撮影し、良質な写真をストックするしくみを社内につくらなくてはなりません。

このことを口酸っぱくして言い続けてもできない会社も存在しますが、
自分たちの3年前の取組が、今の結果をつくっているのです。

自分たちの会社名をお客様が目にした時、

「あの会社、素敵なお家をつくるよね・・・」

とお客様に既に思っていただけている状況をつくっておかなくてはなりません。

そのために、クオリティーの高い写真を撮影し続けることが欠かせないのです。

その実現のために、お金と時間をかけられた会社が、
集客の悩みから解放されていくことでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2286回】 細かな部分に自社の本性があらわれる

2017年04月03日 | 住宅コンサルタントとして
モデルハウスを建築したとして、
そのモデルハウスの敷地内の植栽のお手入れがしっかりとされている会社、
そして内部の雑貨や小物が定期的に入れ替わったりしている会社は、
商売の神様に応援される会社です。

こういうことが自然にできる会社は、絶対に業績が好調なのです。

また、完成現場見学会を開催するときに、外構を完璧に仕上げて見学会をする会社、
雨の日など足元が悪い日に玄関ポーチや土間の部分をちゃんと養生する会社も
商売が順調に行く会社です。

逆に植栽の手入れがされない。
OPEN時の雑貨が1年後もそのままある。
見学会を外構未完成で普通にやっている。
玄関を養生しないでやるので、玄関が泥だらけになっているものの、何も気にならない。

こういう住宅会社は、感性がかなりやばいです。

お客様に見ていただくのに、お客様から自宅を借りているのに、
心遣いが全く足りていないのですね。

こうした細かな部分にその会社の人間性が出ます。

まあ、住宅業界だけでなく、美容院でもレストランでも同じですが、
自分がお客様の立場で自社を見たとき、違和感を感じる部分があれば、
徹底的に改善を図るべきです。

業績がずっと好調で、なぜかいろんな人が集まってくる会社は、
こうしたことが当たり前にできています。

要はトップの感性が素晴らしいのです。

自社の細かな部分をお客様の目で総点検して、
違和感を感じる部分を徹底的に改善したいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2285回】 お金が無い時にこそ、一流のサービスを経験する

2017年04月02日 | 住宅コンサルタントとして
もし若いビジネスパーソンに、

「一流のビジネスパーソンになるためには、どういう勉強をした方が良いですか?」

と質問されたとすれば、

「一流のお店で、一流の商品のレベル、一流のサービスのレベルを体験することが最高の勉強」

と答えると思います。

自分たちよりもはるかに上のレベルを知っているのと知らないのとでは、
成長するスピードが格段に違うのです。

一流のお店でも、一流のホテルでも、とにかく一流のものに触れることで、
己の未熟さや己のレベル低さが実感できるからです。
(でも感性が無い人だと、一流に触れても感動が無かったりするのですが・・・)

例えば、一流店のトイレ。

トイレで自分が用を足している時に、当然ドアに鍵をかけると思いますが、
例えばドアを開けようと他の人が「ガチャガチャ」と把手を掴んで開けようとしたら、
落ち着かないですよね?

だから一流のお店では、お客様がトイレに入っている際に、
他のお客様がトイレに行こうとすると、さりげなくサインを送り、
前の方がトイレを出た後、すぐに清掃に入り、その後、次の方を自然に誘導します。

だからいつもトイレはピカピカ。

もちろん、トイレの中におしぼりや脂取り紙、爪楊枝などが完備されていて、
用を足した後も気持ちよく食事ができるように配慮されています。

また一流のホテルに行くと、ドライヤーとかヘアアイロンは一流のモノが用意されていたり、
シャンプーや化粧水、綿棒なども一流のモノが置かれていたりと、
細部に至るまで本当に隙がありません。

更にはそういうところにくるお客様が皆、品があり、
人生の成功者のオーラが出まくっていたりします。

小さいお子様連れで来られている方もいるのですが、
食事の時も騒いだりすることなく、ちゃんとしつけられているのです。

「これが一流のレベルか・・・」
と実感できることでしょう。

「こういう人が成功する人なんだ・・・」
ということも、頭だけでなく、全身で感じることができるでしょう。

そしてそういう方と同じ考え方、同じ行動ができるようになれば、
間違いなく成功するのです。

胡散臭い、自称コンサルタントの人のセミナーに行くより、
よっぽど勉強になるのです。

自分自身も、お金が全然無かった2005年~2007年に、
無理してそういうことを経験したことが、本当に活きています。

体験した量が、必ず未来で活きるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2284回】 センスがあって素直な会社が成功しない訳がない

2017年04月01日 | 住宅コンサルタントとして
お付き合いをさせていただいて、もうすぐ1年になる、とある県のクライアント様。
その新しいモデルハウスを昨日、チェックさせていただきました。

もう、出来がハンパありません。
そのエリア、他の住宅会社のレベルが高くないこともあり、
おそらくOPENした後はえげつないことになるだろうなぁ、と確信しました。

またお客様と出会ってから、商談の進め方も
意思表示を先にいただいてから、いろんなお手伝いをする、
という手法に変えていただきました。

それまではお客様にトコトンお尽くしし、最後に契約というやり方だったのですが、
本来、自社で家づくりをする、と決めて下さったお客様にこそ、時間を使うべきであって、
駆け引きが好きなお客様や、少しでも良い条件を引き出そうとするお客様よりも、
早々に「お願いします!」と言って下さった方にこそお尽くしするべき、
という弊社の考えに共感して下さり、思い切ってやり方を変更していただいたのです。

その結果、申込み数も順調に増えてきまして、
今度はそれを着工に持っていくところがボトルネックとなってしまいそうなのですが、
非常に順調に推移しておられます。

もともと、建物のセンスはありありで、しかもスタッフさんの人柄が素晴らしく、皆すなお。
こんな会社が成功しない訳が無いのです。

お付き合いが始まった当初から、

「絶対に地域一番店になりますよ!」

と言い続けてきたのですが、まあ、それも時間の問題です。

逆に言うと、こういう会社が伸びなければ、地域の住宅の質が良くなっていかないのです。

センスとすなおさ。
そこに経営者の愛。
この3つがある会社は、絶対に成功するのです。

そしてそういう会社とお仕事をさせていただけることに、本当に感謝です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする