
近くの小学校のブロック塀の上に稲穂が出そろった。その長さは数メートルほどだが毎年この時期に楽しませてくれる。校内、ブロックの向こう側で、作業の様子は見たことはない。刈り取りが終わるとハゼ掛けで天日干されているのが見える。どういう授業の目的かは知らないが、近くに田圃がなければ校庭の一角で米作り、いいことだと思う。
小学校2年の時に校庭で持ち寄った種つるを植えサツマイモを育てた。2年の時、担任の家を訪問したとき出てきたおやつはふかし芋だった。小学校時代には農繁休暇がありイモ植えをした。田の無い我が家はサツマイモを1年分食べつなぐくらい作っていた。どこの家の子どももそれなりに繁忙期の支えになった。
相次ぐ台風被害で野菜の収量が落ち、当然のことだが価格は上昇している。家計を直撃する事態に消費者だけでなく販売する側も気をいら立たせている。といっても人工的原因でないだけに持って行き先が無い。肥沃な畑土の流失した地域もあるなど収穫の秋を楽しめない事態が各地で発生している。農家の気持ちを思えば粗末にはいただけない。我が家はよく野菜をいただく、作業の苦労をかみしめていただいている。
この時期、毎年のことだが妻の実家から新米が届く。新米を味わうのはこの時だけでありがたい。京都に住む孫は米飯が大好きで帰省しても3度ともご飯を食べる。そんな孫にさっそくお裾分けの準備をする。秋の文化・体育行事に合わせ受験準備でも頑張っている、嫁から孫の様子を知らせてきた。新米を食べ思いっきり活動してほしい。