日々のことを徒然に

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子どもらのために

2018年09月14日 | 社会 政治
  栄光に輝く元金メダル選手が組織の幹部となり、その運営や指導の中で「パワーハラスメント」といわれる問題が幾つもの組織で表面に出ている。報道からはパワハラでなく明らかに暴力と感じる内容もある。パワハラは和製語で、職場で上司がその地位や権威を利用して部下に行ういじめや嫌がらせで、スポーツ界には思い至らなかった。

 女子レスリング以降から次々と出てくるパワハラ問題、長年にわたり隠されていた、臥せられていた問題が噴出したように感じる。識者という人は「時代が変わった」と一言で済ませている。では、時代が変わる過程で識者といわれる方々は勧告なり注意を関係者に呼び掛けることをして来たのか、そこへの言及はないし、報道も突っ込んで質していない。

 中高生時代、運動部のビンタや蹴るなどは「活を入れられている」くらいの軽い気持ちで見ていた。そんな中で負傷したような話は聞いていない。報道を見ながら、今なら問題、大問題になることなのだ、60年前の我が感覚の鈍さを反省する。ただ、会社でのパワハラは仕事がらいくつか処理した経験があり、それはどのような現実かは見て知っている。SNSには程遠い昔のことで、現在のような拡散は無かった。

 全米オープンで優勝し世界ランキング7位となった「大阪なおみ」選手、時の人として国民のだれにも爽やかな風を感じさせてくれている。彼女も出るからには金メダルと2020東京五輪への目標を掲げている。セクハラでもめている団体はいずれも五輪でメダルが狙える競技種目ばかり、一極集中、権力集中の組織運営を一日も早く解消し、選手ファーストの体制、五輪を待つ子どもらの夢のためにもそうなって欲しい。
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