
新聞各社の経営も安泰でないことが紙面以外で報道されることがある。週刊誌発行を止めた大手全国紙、資本金を中小企業並みに減資し税制の優遇を受けることにした全国紙もある。その昔、ラジオの普及が進むころ「ラジオで弁当が包めるか」と、今の若い人には意味の分からないだろう叫びもあったという。
ラジオの普及を恐れた現代版が今復活している。技術の進歩からテレビを始めとする電波での通信報道を初めてとするあらゆる情報が、間を置かずにしてスマホなどの手元に届く。翌日の朝刊紙面で事を目にする頃には事態が急変していることもある。私は速報はTVなどの電波情報、詳細や解説は新聞紙面、と割り切って受け取っている。
そんな新聞界も各戸配達という日本ならではの方式で購読が続いている。どんな悪天候でも新聞受けに入っている。そんな配達をする従業員皆さんのために休刊日を設けた。しかし、新聞販売店で1社だけというのは近くにはない。数社の新聞を扱っているのが普通になっている。
各社ばらばらの休刊日では従業員は休めない。ということで休刊日は日程をそろえた全紙一斉の休刊日、これは納得できる。元日や総選挙などでは変更になるがそれは報道の使命からだろう。毎朝5時ころ楽しみに紙面を開いているが、休刊日のその時間に何をするか、代案作りも楽しみになってきた。今月は紙面大の折り込みのチラシを使ってゴミ入れの袋を作った。
(今日の575) 休刊日記者の休みにゃ無関係