日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

立春前の節分

2025年02月02日 | 自然 季節

 節分は季節の移り変わる立春・立夏・立秋・立冬の前日を称する言葉。子どものころ立春前の節分ではヒイラギの枝を玄関に立て、鰯と蒟蒻を夕食で食べ、大豆を撒いていた。こういうことを祖母は厳しいくらい守っていたことを記憶している。恵方巻はまだ現れていない遠い昔の春を待つ節分の話。

 明日は立春。聞くだけで何か春の温かみを感じるが、今週中は寒さとの格闘を気象予報士は告げている。今冬一番の寒気団が下ってくるらしい。昨夜、市内北部の知人から「水分の多い雪が降り屋根からドカドカ落ちている、停電になった、暖房はストーブで対応」などライブで届いた。日ごろからの備えの大切さを改めて知る。

 本番は今日登場する炒った大豆(鬼打ち豆)、スーパーでは七草のころから店頭に並んでいた。いつも思うのだが、豆を入れた容器はいつも赤鬼となっている。昔話では青鬼とのコンビで登場する。心優しい赤鬼が村人と仲良くなりたい「泣いた赤鬼」の話、赤鬼の願いを実現させたのは友達思いの青鬼だった。小学校4年の学芸会で私は青鬼役、赤鬼役は校長の息子だった。

 「鬼」に関するいくつかの「ことわざ」。「鬼が出るか蛇が出る・鬼が住むか蛇が住むか・鬼に金棒・鬼の居ぬ間に洗濯・鬼の攪乱・鬼の首を取ったよう・鬼の目に涙・鬼も十八番茶も出花・・・」、一つ一つ味わって見ると鬼のイメージとは違う、人の本心に言い聞かせる深い意味合いを感じ、鬼打ち豆にちょっと抵抗を覚える。

 (今日の575) 鬼やらい芸能人の顔見せか
コメント (1)
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