長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ちんこく   という食べ物

2014-02-01 08:33:16 | Weblog

まるで落語のチリトテチンみたい。

昨日故郷の宗像高校の後輩が、深夜バスで13時間かけて

蕎麦を手繰りにきてくれた。しかもぼくの大好きな「ちんこく」

を手土産に。宗像という場所は宗像大社の神域で、古代

から大陸との文化交流に大きく貢献してきた場所だ。世界遺産に、という

運動が盛んになってきたが、この地に静かに訪れ、波動を遠い古代にあわせて

みると、自分たちの魂の根源にあるものと対話ができる、そんな場所なので、カンコウバスなんかで

人が来るなんて、どうかな?と思ったりする。

「ちんこく」というのは、宗像大社の隣にある鎮国寺。仏教の修行に玄界灘を渡って中国を往復

した弘法大師が、神社のおかげで無事だったことを感謝し、高野山をつくる10年前にたてたもの。

それにちなんで「鎮国寺饅頭」というのが、昔から名物だ。白餡をニッキの香りがする皮でつつんだ素朴な

お菓子。

夜はグリンピース(薩摩琵琶とピアノ)のコンサートだった。薩摩琵琶で「那須与一」をやった

ものちゃんは、昨年薩摩琵琶のコンクールで日本一になった。

彼の辞世がいい。

世の中に 惜しまれるとき 散りてこそ 花も花なれ 色のありけり

今日の夜は味噌つくり。

明日は16時まで。そのあと「蕎麦教室」