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ウェブ時代の暗号―ネットセキュリティの挑戦 を読んだ。

2008年12月05日 01時52分16秒 | 読書評
ウェブ時代の暗号―ネットセキュリティの挑戦 (ちくま新書)
熊谷 直樹
筑摩書房

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ウェブ時代の暗号―ネットセキュリティの挑戦を読んだ。

情報セキュリティの勉強を進めるなかで、手軽読めるものがないかと思って、
購入してみた。

情報セキュリティの技術、システムについて深いものは書かれていないが、
基本的な概要は、わりと捉えやすく書かれていた。

DES、RAS、暗号化、公開鍵、電子署名、SSLなどの基本的な方式、考え方が概説
されており、素人にもわかりやすく書かれている。

自分としては、暗号化の方式が面白く読めた。
難しいアルゴリズムがあるのだろうが、根本的な考え方は、文字をずらしたりと
か、桁数の多い乱数を演算して暗号化したり、複合化したりなどの方式で、
それほど手の込んだものでもないことが解かった。

暗号解読もどちらかというと解析して解をだすまでの時間が非常に掛かり、
解は出せるものの、解読できないという内容であった。

電子署名も暗号化で送信内容を防御するというよりか、御札みたいなもので
送信途中で第3者が解読した痕跡があるかどうかという抑止力みたいなものである。

それにしても情報セキュリティというものは、進化するシステムとのいたちごっこ
だなぁと思う。

記述されていた内容で、排他的論理和の記述は一部間違いがあるような気がする。

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