発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

軍師官兵衛は、キリシタン

2014年01月12日 | 日記
 なかなか冬らしくなってきた。
◆柳川
 所用。天神から西鉄特急で50分弱。830円。柳川あたりの地形は、有明海沿岸、佐賀あたりまで、かなりフラットで、東西南北見渡してもどこまでも平地が続く。山は遠く遠くに見える。駅の売店では新海苔を売っていた。 そういえば、去年中島漁港(柳川市。西鉄中島という駅があり、小さな朝市をやっていた)に行き矢部川ぞいを歩いたとき、海苔工場がたくさんあったっけ。
 海苔を買って帰る。全形50枚で1050円と1500円のを売っていた。自宅用に安い方を買ったが、なかなかしっかりした立派な海苔である。軽くあぶって夕飯に出した。香りも良い。巻き寿司、手巻き寿司を作りたくなる。

◆軍師官兵衛はキリシタン
 さて、大河ドラマ軍師官兵衛、今日が2回目ですか。
 この方、キリシタンだったのですが、福岡にキリシタン関連の目立った遺構がないわけだし、禁教されてたから、あまり知られてないのも仕方ないのですが、官兵衛の葬儀はキリスト教式で行われたのです。
 博多のお菓子屋さん「如水庵」でも、シメオンジョスイなる、キリシタンなお菓子を売り出しました。シメオンは、官兵衛の洗礼名なのです。黒田如水=黒田孝高=黒田官兵衛=ドン・シメオン。



キリシタン官兵衛について詳しく知りたい方は、『九州文化図録撰書5/唐津街道 豊前筑前福岡路』が、最もわかりやすいと思います。福岡県内の唐津街道を歩くのに役立ちます。また、唐津街道のなりたちや、日本二十六聖人の足跡についても詳しく知ることができます。書店、ネット書店、福岡市博物館や、九州国立博物館などのミュージアムショップにもありますので、ぜひご覧下さいませ。