定価2530円(定価2300円+消費税)ISBN978-4-901346-74-0 図書出版のぶ工房発行。 福岡県糸島市近郊で先行販売中。全国発売はじまってます。楽天やhonto、紀伊國屋ウェブでも買えます。
古代日本の人名地名は、まだ文字を持たないところに、文字を持っている人たちが来て、「これはこう書くんですよ」と、発音から当て字をしていったと考えられるものだけど、魏志倭人伝では「奴国」とか「邪馬台国」とか「卑弥呼」とか、「なんだかディスられてる?」としか思えないような字があてられているものが結構ある。ドレイでヨコシマでイヤシイなんて……。
ところが、福岡県西部にあった「伊都国」。これも魏志倭人伝に出てくるけど、大きな漢和辞典で調べると「天下を平和に治める人のいる尊い都」という意味だ。しかも、注目してほしいのは、魏志倭人伝の記述では、「奴国」の扱いは21字、「邪馬台国」は45字なのに対し、「伊都国」に関しては110字が割かれている。これは何を意味するのだろうか。(つづく)
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