発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

「航空宇宙自衛隊」って、アニメ感半端ないけど、たぶんマジ。

2020年01月07日 | 日記

◆航空宇宙自衛隊、アニメ感半端ないけどたぶんマジ。なぜなら…… 

 航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に改称検討ですって?

 ああ、ついに始まるかというのが私の感想だ。

 JAXAが開発しつつある発電衛星は、2005年に福岡で開催された宇宙フェアのブースで知った。会場ではロシアの宇宙船で宇宙に行こうとしていたホリエモンさんにばかりテレビクルーが集中していたが、展示の目玉は断然こっちだもんね、と、いろいろ質問をした。衛星を使って効率よく太陽光発電を行うしくみで、2030年頃までには実用化したい、問題はコストで、化石燃料や原子力と競合できるようになったら実現する、とのことだった。その後2011年以来原子力発電をあまり頼りにするわけには行かなくなったし、ということはコストの問題も相対的にハードルが低くなっているはずだから、研究は進んで、いよいよ実現が視野に入ってきたのだと察する。

 実現すれば、原子力発電所はいらなくなる。石炭も石油も燃料としての役目を終え、用途はひたすら工業原料となる。平和も安定も資源次第なわけで、いろいろな問題が一挙解決する夢の衛星なのだが、ライフラインを大気圏外から持って来ようとすると、それを防衛しなくてはならない、という考えも出て来るだろう。あるいは、電磁波(JAXAの人は、人を含む生き物に当たっても大丈夫な濃さと言っていたが)が焦点を結ぶようなことが可能であると解釈されたとすれば、それを他国が攻撃する動きが出てくるかもしれない。それを見越しての名称変更なのだなと私は思った。つまりこのアニメ感半端ないネーミング変更は、たぶんマジなのだ。

 やってくる未来がよい未来でありますように。


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