今年初めての映画であり、試写会。
小雨の中、会場である霞が関のイイノホールに向かった。
イイノホールは、飯野ビルの7階。
飯野ビルは元の通産省、経産省別館の向かい側、
一階には千疋屋フルーツパーラーがある。
Dickersだか、DickiesだかのWorkwear(要は作業着)の会社のスポンサード。
東京ニュース通信社(週刊TVガイド、TVTaroなど)の懸賞。
「インディアン」はバイクメーカーの名前。
1920年製インディアン・スカウトを駆って、
ユタ州ボンヌビルでのスピード大会に挑むバイクオタク爺の物語。
*
1960年代。
ニュージーランドの片田舎に住む、一風変わった爺さん、
バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)。
妻もいない、子供もいない、少し耳は遠い、前立腺肥大でちょっと苦しい。
でも、40年も前に手に入れたバイク、
インディアン・スカウトを改造してスピードを追求する毎日。
いつか、スピード大会の行われるユタ州ボンヌビルの大会に出たいと思っている。
年金生活の中からコツコツと金を貯め、仲間からの支援もあるが、
到底金はたまりそうにない。
若者からは冷やかされ、隣近所からはうっとうしがられているし、
自分でも、夢が夢で終わるかもしれないと思っている。
そんなある朝、突然の胸の痛みに襲われ、救急車で運ばれる。
検査の結果は「狭心症」。
もう時間がない、と思ったバートは、銀行に借金を申し入れ、
急遽貨物船でアメリカへ。
アメリカでは、カルチャーショックにあうが、
めげずにケチケチ生活でユタ州へ向かう。
途中、いろいろな災難に合うが、人々の好意に助けられながら
何とか会場までは辿り着く。
しかし、そこには、考えてもみなかった障害が。
はたしてバートは、大会に出場し、思ったような成績を収めることができるのか。
*
アンソニー・ホプキンスあってこその映画。
役どころは、言ってみれば「銭金」に出れそうな変人奇人の貧乏人なんだが、
この親父が憎めないんだな、これが。
出会う人出会う人にすぐ好かれてしまう。
実在の人物、バート・マンローのボンヌビル・スピード・ウィーク、
初挑戦のいきさつを描いた物語。
生い先が短いと感じ、40年も温め続けてきた夢をかなえるため、
それこそ右も左もわからないアメリカで、
(本当に左側通行右側通行の違いもあって)
アメリカ人ってあんなにいい人ばかりなのかって思えるくらい、
みんなに良くしてもらって、
ついにボンヌビル、ソルトフラッツに立つことができた。
ソルトフラッツは文字どおり、塩の平原。
ここは、乾いた塩湖で、数々のスピード記録が生み出された場所でもあり、
スピード狂の聖地である。
なお、ボンヌビルは「ボンネビル」と表記されていることが多いようだが
敢えて、ボンヌビルと書いた。
ボンヌビル(BonneVille)は直訳すればGOODTOWNだ。
ところで、このバート・マンローもすごいけど、
監督であるロジャー・ドナルドソンもすごい。
1971年に同じテーマのドキュメンタリーを作り、
30年以上経って念願の映画化を実現した。
ずっと、受け狙いでストーリーを修飾することはしないで、
現実に近い形で映画化したいと思っていたらしい。
その点で言うとピーター・ジャクソンの「キングコング」も近いものがある。
ニュージーランド人監督の執念深さを感じる。
戸田奈津子の訳はなかなかよかった。
でも、My fair ladyはそのまま「マイフェアレディ」のほうがよかったかな。
「Break the legs」って言うのは芝居だけじゃないんですね。
小雨の中、会場である霞が関のイイノホールに向かった。
イイノホールは、飯野ビルの7階。
飯野ビルは元の通産省、経産省別館の向かい側、
一階には千疋屋フルーツパーラーがある。
Dickersだか、DickiesだかのWorkwear(要は作業着)の会社のスポンサード。
東京ニュース通信社(週刊TVガイド、TVTaroなど)の懸賞。
「インディアン」はバイクメーカーの名前。
1920年製インディアン・スカウトを駆って、
ユタ州ボンヌビルでのスピード大会に挑むバイクオタク爺の物語。
*
1960年代。
ニュージーランドの片田舎に住む、一風変わった爺さん、
バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)。
妻もいない、子供もいない、少し耳は遠い、前立腺肥大でちょっと苦しい。
でも、40年も前に手に入れたバイク、
インディアン・スカウトを改造してスピードを追求する毎日。
いつか、スピード大会の行われるユタ州ボンヌビルの大会に出たいと思っている。
年金生活の中からコツコツと金を貯め、仲間からの支援もあるが、
到底金はたまりそうにない。
若者からは冷やかされ、隣近所からはうっとうしがられているし、
自分でも、夢が夢で終わるかもしれないと思っている。
そんなある朝、突然の胸の痛みに襲われ、救急車で運ばれる。
検査の結果は「狭心症」。
もう時間がない、と思ったバートは、銀行に借金を申し入れ、
急遽貨物船でアメリカへ。
アメリカでは、カルチャーショックにあうが、
めげずにケチケチ生活でユタ州へ向かう。
途中、いろいろな災難に合うが、人々の好意に助けられながら
何とか会場までは辿り着く。
しかし、そこには、考えてもみなかった障害が。
はたしてバートは、大会に出場し、思ったような成績を収めることができるのか。
*
アンソニー・ホプキンスあってこその映画。
役どころは、言ってみれば「銭金」に出れそうな変人奇人の貧乏人なんだが、
この親父が憎めないんだな、これが。
出会う人出会う人にすぐ好かれてしまう。
実在の人物、バート・マンローのボンヌビル・スピード・ウィーク、
初挑戦のいきさつを描いた物語。
生い先が短いと感じ、40年も温め続けてきた夢をかなえるため、
それこそ右も左もわからないアメリカで、
(本当に左側通行右側通行の違いもあって)
アメリカ人ってあんなにいい人ばかりなのかって思えるくらい、
みんなに良くしてもらって、
ついにボンヌビル、ソルトフラッツに立つことができた。
ソルトフラッツは文字どおり、塩の平原。
ここは、乾いた塩湖で、数々のスピード記録が生み出された場所でもあり、
スピード狂の聖地である。
なお、ボンヌビルは「ボンネビル」と表記されていることが多いようだが
敢えて、ボンヌビルと書いた。
ボンヌビル(BonneVille)は直訳すればGOODTOWNだ。
ところで、このバート・マンローもすごいけど、
監督であるロジャー・ドナルドソンもすごい。
1971年に同じテーマのドキュメンタリーを作り、
30年以上経って念願の映画化を実現した。
ずっと、受け狙いでストーリーを修飾することはしないで、
現実に近い形で映画化したいと思っていたらしい。
その点で言うとピーター・ジャクソンの「キングコング」も近いものがある。
ニュージーランド人監督の執念深さを感じる。
戸田奈津子の訳はなかなかよかった。
でも、My fair ladyはそのまま「マイフェアレディ」のほうがよかったかな。
「Break the legs」って言うのは芝居だけじゃないんですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます