愛知県飛島村竹之郷に鎮座される「竹之郷神社」、御祭神名は不明ですがいわゆる『産土神』ではないかと想像します。鳥居の両脇には社号標と「お産の守護神」碑が建立されています。
「文化7年(1810)、海東郡砂子村の社人:栗田築後の家から移したと伝える。安政3年(1856)に社地を高台に移すようにお告げがあった為、現在地に還座。4年後の暴風で旧境内は流された為、その予兆と言い伝えられている。特に安産の神様として信仰が厚く、近隣より多くの参拝者が訪れている。」
一の鳥居前左右より神域を守護されるのは薔薇の花柄の前垂れを付けた岡崎型狛犬さん一対。昭和の建立だとは思うのですが、台座に奉納年は見当たりません。
昭和34年(1959)9月に伊勢湾沿岸を襲った伊勢湾台風により拝殿は大きく被害を受けましたが、昭和40年(1965)に再建されました。
拝殿鬼瓦には「神」の文字。これは神が鎮座されているという意味合い?それとも神社そのものを表しているのでしょうか?
拝殿前左右より神域を守護されるのは、参道の狛犬さんよりも少し強面の岡崎型狛犬さん一対。お揃いの前垂れに隠れていますが、吽形さんの前足に仔狛がしがみ付いています。
本殿覆い屋の左右より神域を守護されるのは、更に威嚇的な岡崎型狛犬さん一対。流石は愛知県(笑)狛犬さんは徹底的に岡崎型で占められています。
本殿の留め蓋飾り瓦の獅子。反対側は撮影できませんでしたが、平べったいユニークな顔立ちです。
参道に並ぶ奉納鳥居。
参拝日:2011年4月24日