室戸市吉良川町に鎮座される「御田(おんだ)八幡宮」。別名、「吉良川八幡宮」とも呼ばれ、御祭神は『応神天皇、神功皇后、比咩神』
創祀は不詳。明応5年(1496)に和食親忠が鳥居を造立。天正12年(1584)、天正13年(1585)には橘氏によって社殿および伍所大権現の造立がなされたと記録があり、古来より吉良川地域の総鎮守として崇敬されて来ました。
境内入り口、鳥居の脇より神域を守護されるのは、文化7年(1810)5月吉日建之の狛犬さん一対。いかつい顔に赤い前垂れはアンバランスですが、不思議な暖かさ。
拝殿入り口より神域を守護される文化8年(1811)5月吉日建之の狛犬さん。笑顔が親しみやすさを感じさせる一対で、こちらもお揃いの赤い前垂れ。
「境内社・琴平神社」に続く長い石段参道。
石段参道の途中より神域を守護されるのは、文久4年(1864)3月吉日建之の浪速タイプの狛犬さん。小さ目の前垂れが妙に似合っていて、どの狛犬さんも長い長い時間をここで過ごされています。
ほころび始めた桜のつぼみがとても綺麗で優しくて、そうして今が旅の途中であることを思い出し、少~し余分に幸せな気持ちです。
参拝日:2013年3月19日