銚子市天王台、北総地域で最も高い標高73.6mの「愛宕山」の頂上に、「地球の丸く見える丘展望館」なるものがあります。 屋上の展望スペースから見える風景は、まさしく【地球が丸い】という事が実感できるとか。
折角ここまで来たのに、2014年のこの時は、私たちの時間が無くて展望館には入らず😓 それでも目の前に広がる太平洋は間違いなく雄大で、思い出に残るワンシーンとなりました。そして二度目の千葉では結局立ち寄れませんでした。
訪問日:2014年5月18日
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銚子市春日町にある浄土宗寺院「浄国寺」。ここに芭蕉の句碑があると聞きやって来ました。弘化2年(1845)に建立された句碑は、地元の豪商『大里庄次郎・野崎小平次』が、俳聖芭蕉を追慕してのもの。句碑の片隅には別の句も添えられています。
更に境内には『小林一茶』の句碑まであり、これはもう全く想定外。 一茶は文化14年(1817)に潮来から船で銚子に入り、俳友桂丸と李峰の三人でこの浄国寺を訪れています。一茶の日記には「一晴 南風 返田浄国寺登望西台 桂丸 李峰同」と記されているそうです。
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銚子市長崎町に鎮座される「長九郎(ちょぼくり)稲荷神社」。御祭神は『宇迦之御魂神』
鯛と鰯の鳥居をネットで見た時は、思わずフェイク画像かと思ったのですが、怖いもの見たさで来てみれば、やっぱり本物😲【江戸時代初め、紀州から銚子へ来た漁師:長九郎は、魚が大漁に獲れる銚子の海に惚れ込み、子孫繁栄や大漁満足などを願って、京都の伏見稲荷大社を勧請した】とあります。
突端近くの黄金の鳥居からは水平線が一望でき、また日本で最も早く日の出が見られる場所だそうです。とは言え、日の出が見られる時間にこの場所に来るというのは・・・ちょっと遠慮したいです😓
拝殿は、2002年に付近の女性たちの尽力で新築されたそうですが、2011年の東日本大震災で損壊。 現在は再建するべく浄財を募っているそうで、お賽銭はいつもよりほんの少し多めに・・
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銚子市名洗町から、隣接する旭市の刑部岬まで約10kにわたり、40~50mの断崖が続く「屏風ケ浦」。
このあたりの岩は常に波浪の浸食を受けており、岩の組織に応じてさまざまな形の岩礁が生み出される事で知られています。
『源義経』が千騎の兵と共に立て篭もった事から「千騎ヶ岩(せんがいわ)」と名づけられた岩。 高さ18m、周囲約400mの巨大な岩体は、「利根川図誌:銚子磯めぐりの名勝地」にも登場しています。
その「千騎ケ岩」の直ぐ近くに、まるで犬の顔のような形の「犬岩」と呼ばれる岩があります。 その昔、頼朝の追っ手を逃れ奥州に向かった義経が、海岸に置き去りしてしまった「愛犬:若丸」。若丸は主人を慕って7日7晩鳴き続け・・そして鳴き声が消えた八日目の朝、犬の形をした大岩が現れました😭
それを見た人々は「若丸」の心根を哀れみ、この巨岩を「犬岩」と名付けたと云われています。 犬吠埼の「犬吠」とは、主人を慕って吠え続けた「犬が吠える」事からとも伝えられています。
余談ですが・・・この「犬岩」がある海岸まで来たとき、異様な臭いに思わず顔をしかめました。 臭いの元は、数日前に岩礁の間に打ち上げられた、体長18mの「マッコウ鯨」の腐敗臭。死んでからかなり日が経っているそうで、この岩場では2001年にも同様の事があったそうです。死んでから流れ着いたのなら仕方ないですが・・絶滅するからと保護を叫ぶ人は、こういうのを見て何とも思わないのだろうか😔
訪問日:2014年5月18日&2019年3月12日
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