車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

旧亀岡家住宅 in 福島県伊達市(旧保原町)

2024年08月23日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・福島県

伊達市保原町大泉宮脇、保原町総合公園に建つ和洋折衷住宅「国指定重要文化財:旧亀岡家住宅」

蚕種製造を手がけた亀岡家が明治37年(1904~)頃に桑折町伊達崎に建てた住宅を1995年に移築保存。外観は洋館ですが、内部は日本家屋という明治中期の和洋折衷住宅。福島県技手の『江川三郎八』が設計に関与し、地元飯坂町の大工『小笠原国太郎』が施工したとみられます。

外観は、正面中央に半八角形平面の塔屋状の突出部を持ち、明治期の当地方における木造洋風建築に通ずる威風を備え、また一方、内部は和風の座敷を中心に構成。銘木を多用して造作に技巧を凝らすなど、外観・内部ともに優れた意匠でまとめあげています。

幕末から昭和初期にかけて養蚕によって栄えた梁川町。江戸時代を通じて養蚕業が発展し、全国的に知られる蚕都となりました。

施主の『亀岡正元』は蚕種製造で財をなした豪農で、後に県会議員や郡会議員を務めるなど政治家としても活躍。この建物も正元の住居として建築されましたが、社交や集会の場も兼ねていたと思われます。

当時の繁栄ぶりを今に伝える「亀岡家住宅」。福島県技術者と地元大工の協働により生み出された独創的な造形は、どれほど見ても見飽きることが有りません。

時間が許せば内部の見学もしたかったのですが・・行きたい場所が多すぎて、どこかで線引きしなければ、立てた予定が全部崩れてしまいます。

ちょっと気になって、でも結局良く分からなかった石造物😅

名残惜しさを胸にしまい込んで、立ち去り際に振り返った目線の先、美しいという言葉が似合う「旧亀岡家住宅」に別れを告げ、次なる目的地へ向かいます。

訪問日:2015年6月22日


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ご当地マンホール in 福島県... | トップ | 保原地内~あちこちウォッチ ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (necydalis_major)
2024-08-23 11:01:38
だんちょう

こんにちは。
今朝はどんより曇り空の札幌です。
なんとも立派で高貴な建物ですね。

特に窓周りが素敵ですね😚😚
返信する
だんちょうさん (tibineko)
2024-08-23 15:04:59
コメントありがとうございます

こちらは相変わらず、高い湿度に36度という高い気温
体が付いていけません^^;

明治以降に立てられた近代洋風建築は
日本的な良さもしっかり残して、素敵ですよね。
女子には憧れです。
返信する

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・福島県」カテゴリの最新記事