岡山市東区吉井に鎮座される「石津(いしづ)神社」。御祭神は『野見宿禰・応神天皇・菅原道真』。
由緒「本神社は備前国総社神名帳に石津神社、又山本氏本に正四位上石津明神と記載され、備前国式内外古社128社の一である。宝暦年中(1751年~1764年)神社書上帳に石津大明神所祭則石津連祖野見宿禰とあるのによって、御祭神は詳に知られる。宝物として、黒田左衛門筆の絵馬一面がある。」岡山神社庁HPより
神門の左右より神域を守護されるのは、 昭和十二年(1937)七月建立の、尾道型玉乗りタイプの狛犬さん一対。
ぺったりと耳を伏せ、キッと前方を見据える顔は、いまにも獲物を追いかけようと構えた姿。
対する吽形さんは慎重に・・・じっと辺りを窺っています。
随身門の向こうに見える長い石段、社殿はこの急な石段の先にあります。
やっと辿り着いた拝殿。両側が柱だけの回廊形式になっており、絵馬殿も兼ねているせいか、非常に明るい雰囲気。
拝殿懸魚の彫刻は、龍の顔と巨大な翼・・・波間から姿を現したという風情ですが、こんな形の翼竜というのは珍しい・・ああ、あれは波間ではなく雲間かもしれない。
拝殿内に奉納されていた絵馬は、秋季例祭の様子を描いたものではないかと思われます。
巨漢で半裸の男と、足元に衣服をまとった小男、もう一人半裸の男が描かれた絵馬。生憎と何を題材としたものかは不明。
境内社に関しては、それぞれに瓦屋根を持つお社が幾社か祀られていましたが、その詳細については例によって例の如く、記録に残さなかった為不明。
参拝日:2012年12月5日
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