車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

ご当地マンホールとマンホールカードB in 福島県郡山市

2024年09月26日 08時00分00秒 | マンホール・マンホールカード・キャラ・福島県

明治政府の国費による開発事業「安積開拓・安積疏水事業」。郡山市の歴史を語る時、この事業は忘れてはならない存在です。武士の世が終わり、新しい国づくりが始まった時、東北開発の先駆けとして選ばれたのが、ここ郡山の「安積野(あさかの)の地」。江戸時代、宿場町として栄えた郡山。周辺には、肥料や飼料、薪等をとるための原野が残っており、それを開墾するため、猪苗代湖から水を引く「安積疏水(あさかそすい)の開削事業が進められます。実に、延べ85万人の人々が携わり、3年の月日を費やした大事業。この安積疏水の開削の決定を機に、5,000人の町の周辺に、約2,000人余の士族が全国から集い、国の威信をかけた大事業「国営安積開拓(あさかかいたく)」が動き始めました。仔細は「安積開拓・安積疏水」へのリンクをクリックして下さい。

なお「安積開拓・安積疏水」は、「未来を拓いた『一本の水路』ー大久保利通❝最後の夢❞と開拓者の軌跡 郡山・猪苗代ー」として日本遺産に認定されています。

郡山市キャッチフレーズは「ひらけ 未来へ こおりやま

昨日に続いて郡山市のマンホールは「磐梯山」を背景に、「猪苗代湖」、手前に「馬入新田の水芭蕉」がデザインされています。

「開成山公園」と「市章」がデザインされた農業集落排水マンホール。

「郡山公会堂」と、「市の木・ヤマザクラ」「市の花・ハナカツミ」がデザインされた空気弁。

郡山公会堂

「市の木・山桜」がデザインされた仕切弁

「市の花・ハナカツミ」がデザインされた仕切弁

「市の鳥・カッコウ」がデザインされた仕切弁

昭和42年(1967)4月1日制定制定の市章は「昭和5年に制定され、改めて制定。「山」の字の小篆(しょうてん)を図案化したもので、藩政時代から郡山代官支配下の「郡山」の標識として長い間使用されてきたものです。」公式HPより

「空気弁付き消火栓」は初見です。

電気

郡山市イメージキャラクター『がくとくん』と妹の『おんぷちゃん』。郡山市を「日本一魅力あるまち」にするため、毎日がんばっています。

撮影日:2015年6月25日&2015年6月26日

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マンホールカード・頂きました

2016年8月1日、第2弾として全国40自治体で44種類(累計64自治体74種類)の マンホールカードの配布が 開始されました。「郡山市B」のマンホールカードは、「郡山市湖南公民館」でいただけます。

1997年に設置開始されたマンホールには「磐梯山」と「猪苗代湖」、「水芭蕉」がデザインされています。

「郡山市湖南町の下水道は、「特定環境保全公共下水道」といって、 猪苗代湖の水質改善を目的に、2002年に共用開始しました。その環境への想いを込めて制作したのがこのマンホール蓋で、勇壮な姿の「磐梯山」と 天鏡湖と呼ばれる「猪苗代湖」を背景に馬入新田の湿原に群生する清楚な花「水芭蕉」を表現したものとなっています。湖南町の観光名所のひとつ 「布引風の高原」に聳え立つ風力発電は圧巻の一言で、そこから臨む猪苗代湖と磐梯山も絶景です。加えて、日本遺産に認定(2016年4月)された 猪苗代湖を水源とした「一本の水路」のストーリーには、安積開拓に懸けた先人の夢が偲ばれます。」

 


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4 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2024-09-26 09:18:42
だんちょう

こんにちは!
山桜の仕切弁
可愛いてすねぇ!!
返信する
だんちょうさん (tibineko)
2024-09-26 09:38:40
おはようございます

自治体それぞれに工夫を凝らしたマンホール類
ホールだけに・・・
ハマると抜け出せません(笑)
返信する
流域外分水事業 (まっち)
2024-09-26 11:32:14
明治期に入り、全国各地で国営による大規模な農地開拓事業が実施されます。
その根幹にあるのが富国強兵政のための人口増加策です。そしてその基盤の一つが食糧増産政策でした。
他方、佐賀の乱、萩の乱、西南戦争など不平士族の決起が相次ぐ中、旧士族層の経済的救済の一つとして開拓地への入植が進められます。
この代表的な例が北海道の屯田兵です。
さらに欧米から近代土木技術が導入されたことで未開地の開拓が可能となりました。
そういった点を踏まえた上で、東北南部を貫流する阿武隈川沿岸には未開拓の丘陵台地が広く展開します。
丘陵台地の開拓にはそこよりもさらに高い場所からの導水が必要でが、阿武隈川の各支流は水量もが乏しく開拓農地全体を賄うことは不可能です。
そこで着目されたのが水量豊富ながら利水に余裕のある奥羽山脈の向こう側の猪苗代湖や阿賀野川です。
近代土木技術の導入で流域外からの分水が容易になり福島県では安積疎水のほか、阿賀野川支流から矢吹原や白河に導水する矢吹原白河開拓建設事業も実現しています。
偶然というか実はこの事業に関わる羽鳥ダムについて今夜記事をアップする予定です。
また全国の流域外分水について詳しく説明された「山の向こうから水を引け! 地図と地形でわかる日本の川と流域外分水 』という本が本日発刊されます。
アマゾン等でも購入できますので、ご興味があればぜひご購読ください。
返信する
まっちさん (tibineko)
2024-09-26 14:57:21
興味深いお話、 有難うございます
今日、アップ予定の「羽鳥ダム」、楽しみです😊

武士の時代が終わり、新たな国づくりがはじまる・・その一歩となる政策に欠かせなかった治水

そうした諸々を包み込んで開始され、継承された近代土木技術の様々
ダムという存在が、ここに大きく寄与したことを改めて感じさせられます!
返信する

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