平成27年11月5日(木) 10:30~11:30
当校、スクールカウンセラー和田永恵先生をお迎えして「子供の発達について」をテーマに、
プレイルームにて教育懇談会を開催しました。
講演の前に、参加者の皆さんでペアになり肩もみをする「肩もみワーク」を行い、90秒間
黙って話さずするパターンとコミニケーションを取りながらする二つのパターンでスキンシッ
プを取りながら始まりました。
・黙ってした場合
「時間が長い」 「緊張した」 「集中して丁寧にできた」
・話ながらした場合
「時間が短い」 「リラックスできた」 「でも、手がおろそかになった」
と長所と短所がありました。
この肩もみワークを通じて4つの「普段力」について教えていただきました。
1.言葉は大切
2.言葉だけが大切ではない。しぐさ・声・表情・身体症状は子供のサイン(ノンバールコミュ
ニケーション)
3.サポートの仕方、され方は人によって違う
4.おしゃべり、無駄話は大切
幼児期~思春期にかけての子供の発達について「エリクソンの発達課題」に沿ってお話い
ただき、なかでも児童期から思春期にかけてのこころの変化を「あおむし」と「さなぎ」の変化
に当てはめて説明して頂いたことが印象的で、とても分かりやすかったです。
大きく元気に育って欲しいと、あおむし(児童期)にキャベツを与え育てていると、ある時さな
ぎ(思春期)になって動かずジッとしてしまう。どうしたんだろうとさなぎを触ったり、つついて
しまうと、さなぎは成長を止めてしまい羽化でいなくなる場合もある。子供も同じで思春期に
入り、コミュニケーションが取りにくくなった場合、立派に羽化するために見守ることも大切だ
ということでした。
忙しい毎日の中、子供の心が見えなくなりそうな時もありますが、和田先生から教えて頂い
た「答えをすぐに求めるのではなく、普段から無駄話ができる、風通しの良い関係(普段
力)」を身に付けたいですね。
30人の参加者の皆さん、お忙しいところ参加していただきありがとうございました。
そして講演して頂いた和田先生ありがとうございました。