日時:2022年1月25日
テーマ:不登校や引きこもり支援について
講師:特定非営利活動法人青少年自立支援施設淡路プラッツ藤村泰王氏
不登校と引きこもりについてお話を伺いました。
不登校とは、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因、背景により、登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるため年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由を除いたものを言います。
小学生では1%、中学生では4%不登校の子がいるそうです。
2012年度から増え続け、昨今はコロナ禍により増え続けているとのことです。
引きこもりには3つの背景があり
精神疾患
発達障害
それ以外(社会的ひきこもり)
若者を取り巻く環境要因は就職氷河期やリーマンショック、コロナ禍があります。
本人達は普通になりたいが自信がなく社会に対して不安や恐怖を感じているそうです。
親子のコミュニケーションとして
バイトしてみたら?資格取ってみたら?など、こうしてみたら...?と方向性を伝えるのではなく本人が
なにをどんな風に感じているかを知る、聞く、ことが大事とのことです。
居場所支援においては
経験を蓄積し自信につなげていく活動をされてます。転けないようにするのではなく転けてからどう立ち上がるかが重要だそうです。
一番印象に残ったのは、親の理想を押し付けてしまいがちだけど、では、子供の理想の親になってと言われてなれますか?とのおことばです。確かにそれは無理なのであまり理想を押し付けてはいけないな、と感じました。