降って来るもの

写真と散文とぽえむ

日々

2022-12-12 21:30:50 | SI27

     日々

 

老いるとは

生きてきた間に結んできた

ヒトやモノや宇宙やとの関係を

片付けてゆく

或いは

失ってゆく事かも知れぬ

 

調わなくなった不完全を

修復し続ける作業の日々かも知れぬ

 

見覚えや愛しみや頬笑みや情熱やの係わりを

始末してゆくための時間かも知れぬ

        

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烽火

2022-12-10 21:05:08 | SI27

     烽火

 

何らかの明瞭な

意志や意欲が有る事

老いの速度を

どこまで堰き止められるのかは

いつに係って

その言葉の有無と強弱に因る

 

老後の生き様を決めてゆくのは

胸の裡に

そんなinochiの烽火のろし

抱いているか否かに因る

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一の箱

2022-12-09 20:13:21 | SI27

     一パンドラの箱

 

有耶無耶の世界と

夢幻の通路を往来して

”toki”の絡繰りを探る朝

 無音,無色,無死,無私,無視の

 スタート台の見晴らし

あらゆる情感の種と

数多の驚嘆と

可能と奇蹟と終焉の

 予感と暗示と吉凶に

 満ち満ちた

危険と幸運と快哉に

 充ち充ちた

「Pandor‘s box」を開ける

午前五時

 

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生きる!!

2022-12-08 21:02:20 | SI27

     生きる!!

 

心を動かさなければ,何も生まれない

 

感情を籠めなければ,言葉は働かない

 

気が乾涸びれば,時は離れる

 

胸の鼓動が響かなければ,日常は鉄板になる

 

痛みを知らなければ,処方箋は書けない

 

時間の有限を知り,初めて無限を探れる

 

生きる!!

たくさんの理ことわりを纏い乍ら

それでも

四苦八苦のinochiを運ぶ

 

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Motif

2022-12-07 22:12:00 | SI27

     Motif

 

其処に山が在るから!!

Climberが言うように

稀でそれが

inochiの欠片のように

生きるというpuzzleの

one-pieceのように

僕の

其処に在るlanguageとの交わり

 

有為無為,合縁奇縁,意味無意味,意識無意識

運不運,幸不幸,生老病死,etc

様々な言い習わしを俯瞰する高みの

この胸の動悸よ

この心のmotifよ

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Nonstopで

2022-12-06 20:04:55 | SI27

     Nonstopで

 

立ち止まれば

 時に見捨てられる

暫しの休息さえ

 時の範疇から,食み出る

昨日を振り返れば

 時に忘れ去られる

 

見知らぬ終着駅まで

 それ故

nonstopで

 駆け抜けるしかない

 

人生は

 停止できぬ乗り物

超特急でなくても

 スピードは緩めても

それ故

 時と並行して進まねば・・

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黙示

2022-12-04 21:53:34 | SI27

     黙示

 

凝らせば

本質が見えてくるように

凝らせば

本然の姿が顕れるように

凝らせば

紛いない自分に遇えるように

凝らせば

何某かの黙示に遭遇するように

 此の世は

以心伝心の

不思議のmovementに満ちている

それが

其其のinochiの過程を

evolutionさせてゆく

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Language

2022-12-03 20:22:39 | SI27

     Language

 

単体の文字や言葉は

それ自体

一個のmonoでしかないけれど

結び,繋ぎ,捩り,縒り,紡ぎ,etc

連携を図ると

一つの形態を創り出すことがある

 

多くの他人とは

全く無縁の係わりだけれど

それは,時として

誰かの胸で

固有名詞や形容詞に結像する

機会を得るのだ

 

僕の放ったlanguage達は

その時にこそ

人と人との結び目になり

無縁と無縁を引き合わせ

偶然を必然へと誘う導火線となり

不滅のinochiを内包するのだ

 

嗚呼、其々に至福の瞬間

僕はその夢の結実の為に

絶え間なく言葉を繰り出す

糸車に

縁の其れを巻けるかも知れぬ

anataとアナタ方に向かって・・

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聖人君子

2022-11-30 21:09:18 | SI27

      聖人君子

 

ある悪しき感情が凝り固まってしまうと

controlが難しくなる

 

心情で理解していても

堰を切って溢れ出す事が有るのだ

条件反射のように

想いと裏腹の行為や行動を招く

 

心の動きは

自分でも納得できないけれど

確かに

如何とも為し難い衝動が生まれる

 

こころの澱のように

胸の汚物のように

 

時としてその反比例に

傷つき苦しむ

 

それが生きている証!

言うのは容易いが・・

 

ひとは皆

そんなどす黒い魂も

必要不可欠なものとして

持ち合わせているのか?

 

その思想が

聖人君子さえ危うくする・・

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伝聞

2022-11-29 20:46:28 | SI27

伝聞

 

僕がこうして

この刹那に

書き残してゆくものは

我が空海の財産目録

我がcosmosの不動産彼是

 

一期一会ゆえ

特定の誰に宛てての

遺言は書けないけれど

望むらくは

万人の為の伝言に

anataだけへの伝聞に

 

 

乾坤一擲

 

凡庸の大地で

群れの放埓ほうらつに厭きたら

平穏の草原で

一群の惰性に辟易としたら

そうして,それが

堪らない自虐を呼び覚ましたなら

或る日,或る時,或る瞬間

乾坤一擲の気概で

爪先立ってみるのだ

 

頭一つ抜け出た風景が

どんなにparadiseか

群生の視線の埒外に

どんな魅惑が拡がっているか

不退転の意気で

一度,踵を上げてみるのだ

 

現状に鬱鬱なら

現行を打破したいのなら

乾坤一擲の意志で

その冒険に賭けるしかない

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