日々
老いるとは
生きてきた間に結んできた
ヒトやモノや宇宙やとの関係を
片付けてゆく
或いは
失ってゆく事かも知れぬ
調わなくなった不完全を
修復し続ける作業の日々かも知れぬ
見覚えや愛しみや頬笑みや情熱やの係わりを
始末してゆくための時間かも知れぬ
日々
老いるとは
生きてきた間に結んできた
ヒトやモノや宇宙やとの関係を
片付けてゆく
或いは
失ってゆく事かも知れぬ
調わなくなった不完全を
修復し続ける作業の日々かも知れぬ
見覚えや愛しみや頬笑みや情熱やの係わりを
始末してゆくための時間かも知れぬ
烽火
何らかの明瞭な
意志や意欲が有る事
老いの速度を
どこまで堰き止められるのかは
一いつに係って
その言葉の有無と強弱に因る
老後の生き様を決めてゆくのは
胸の裡に
そんなinochiの烽火のろしを
抱いているか否かに因る
一パンドラの箱
有耶無耶の世界と
夢幻の通路を往来して
”toki”の絡繰りを探る朝
無音,無色,無死,無私,無視の
スタート台の見晴らし
あらゆる情感の種と
数多の驚嘆と
可能と奇蹟と終焉の
予感と暗示と吉凶に
満ち満ちた
危険と幸運と快哉に
充ち充ちた
「Pandor‘s box」を開ける
午前五時
生きる!!
心を動かさなければ,何も生まれない
感情を籠めなければ,言葉は働かない
気が乾涸びれば,時は離れる
胸の鼓動が響かなければ,日常は鉄板になる
痛みを知らなければ,処方箋は書けない
時間の有限を知り,初めて無限を探れる
生きる!!
たくさんの理ことわりを纏い乍ら
それでも
四苦八苦のinochiを運ぶ
Motif
其処に山が在るから!!
Climberが言うように
稀でそれが
inochiの欠片のように
生きるというpuzzleの
one-pieceのように
僕の
其処に在るlanguageとの交わり
有為無為,合縁奇縁,意味無意味,意識無意識
運不運,幸不幸,生老病死,etc
様々な言い習わしを俯瞰する高みの
この胸の動悸よ
この心のmotifよ
Nonstopで
立ち止まれば
時に見捨てられる
暫しの休息さえ
時の範疇から,食み出る
昨日を振り返れば
時に忘れ去られる
見知らぬ終着駅まで
それ故
nonstopで
駆け抜けるしかない
人生は
停止できぬ乗り物
超特急でなくても
スピードは緩めても
それ故
時と並行して進まねば・・
黙示
凝らせば
本質が見えてくるように
凝らせば
本然の姿が顕れるように
凝らせば
紛いない自分に遇えるように
凝らせば
何某かの黙示に遭遇するように
此の世は
以心伝心の
不思議のmovementに満ちている
それが
其其のinochiの過程を
evolutionさせてゆく
Language
単体の文字や言葉は
それ自体
一個のmonoでしかないけれど
結び,繋ぎ,捩り,縒り,紡ぎ,etc
連携を図ると
一つの形態を創り出すことがある
多くの他人とは
全く無縁の係わりだけれど
それは,時として
誰かの胸で
固有名詞や形容詞に結像する
機会を得るのだ
僕の放ったlanguage達は
その時にこそ
人と人との結び目になり
無縁と無縁を引き合わせ
偶然を必然へと誘う導火線となり
不滅のinochiを内包するのだ
嗚呼、其々に至福の瞬間
僕はその夢の結実の為に
絶え間なく言葉を繰り出す
糸車に
縁の其れを巻けるかも知れぬ
anataとアナタ方に向かって・・
聖人君子
ある悪しき感情が凝り固まってしまうと
controlが難しくなる
心情で理解していても
堰を切って溢れ出す事が有るのだ
条件反射のように
想いと裏腹の行為や行動を招く
心の動きは
自分でも納得できないけれど
確かに
如何とも為し難い衝動が生まれる
こころの澱のように
胸の汚物のように
時としてその反比例に
傷つき苦しむ
それが生きている証!
言うのは容易いが・・
ひとは皆
そんなどす黒い魂も
必要不可欠なものとして
持ち合わせているのか?
その思想が
聖人君子さえ危うくする・・
伝聞
僕がこうして
この刹那に
書き残してゆくものは
我が空海の財産目録
我がcosmosの不動産彼是
一期一会ゆえ
特定の誰に宛てての
遺言は書けないけれど
望むらくは
万人の為の伝言に
anataだけへの伝聞に
乾坤一擲
凡庸の大地で
群れの放埓ほうらつに厭きたら
平穏の草原で
一群の惰性に辟易としたら
そうして,それが
堪らない自虐を呼び覚ましたなら
或る日,或る時,或る瞬間
乾坤一擲の気概で
爪先立ってみるのだ
頭一つ抜け出た風景が
どんなにparadiseか
群生の視線の埒外に
どんな魅惑が拡がっているか
不退転の意気で
一度,踵を上げてみるのだ
現状に鬱鬱なら
現行を打破したいのなら
乾坤一擲の意志で
その冒険に賭けるしかない